スノーフレークCMOが明かす、3800億円から1.4兆円企業に成長させるマーケティング戦略

スノーフレーク

スノーフレークのCMO、デニース・パーション。

Snowflake

データクラウド企業、スノーフレーク(Snowflake)のCMO(最高マーケティング責任者)であるデニース・パーションは、同社を大きく成長させるという責任を任されている。

パーションが入社したのは2016年のことで、当時、同社はシリコンバレーの高速道路101号線沿いに看板を掲げてマーケティングを行っていた。また、スノーフレークのイベントには同社の技術で構築したAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)のロゴがびっしりと飾られていたため、イベント参加者はしばしばアマゾンのイベントに来ているのかと勘違いするほどだった。

「スタートアップ企業である以上、自分たちの力だけでやっていくことはできないんです。同じ業界には、必ずその軌跡をたどって利用できる企業があります。私たちにとっては、それがAWSでした」とパーションはInsiderに語る。

今日、スノーフレークは急成長を遂げ、巨大企業に成長し、さらに飛躍的な成長が見込まれている。証券取引委員会に提出された同社のS-1書類によると、2018年の売上高は9570万ドル(約142億円、1ドル=148円換算)。2023年末までには26億ドル(約3850億円)の売上高を見込んでおり、2029年までに売上高100億ドル(約1兆4800億円)を達成することを目指すと記されている。

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