ハマスとイスラエル軍事衝突の結果を問わず利益得る「避難先」8銘柄。モルガン・スタンレー最新分析

イスラエル パレスチナ 国旗

イスラエルとアメリカの国旗を焼き焦がし、パレスチナへの連帯を示すレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボッラーの構成員たち。

REUTERS/Alaa al-Marjani

長期化の様相を呈するロシア・ウクライナ戦争に続いて、パレスチナ自治区のイスラム組織ハマスとイスラエルの大規模な軍事衝突が発生。一段と混迷の深まるマクロ環境が、運用中のポートフォリオにどんな影響を及ぼすのか、投資家たちは頭を悩ませている。

それ以前、景気後退入りの懸念が薄れていく中で、S&P500種株価指数は年初来の上昇基調を長く維持し、ウォール街からは過去最高値の更新も間近との声が上がっていた。

ところが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は9月の連邦公開市場委員会(FOMC)後に記者会見。インフレが持続的に減速していると確認できるまで政策金利は引き締め的な水準にとどまるとの見方を示したため、景気後退懸念が再燃して株価は急落した。

10月に入っても米市場の調整局面には大きな変化が見られず、その最中にハマスの大規模攻撃が始まった。「戦争状態」に突入したとするイスラエルの報復も熾烈(しれつ)で、紛争は深刻さを増している。

石油市場ではすでにその影響が表面化しており、軍事衝突がそのうち周辺の中東産油国を巻き込んで供給が途絶えるとの懸念から、早くも原油価格が上昇を見せている。

急激なマクロ環境の変化に投資家たちは頭を悩ませているが、米金融大手モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)によれば、そんな状況の下でも安心を得られる投資先があるという。

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