数百戸の物件を所有する36歳の不動産投資家が教える、最初のマイホームにタダで住む方法

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不動産投資家でデベロッパーのリッキー・ベリボー氏は、FHAローンとハウスハックを利用して起業した。

Courtesy of Ricky Beliveau

2010年、大学4年生だったリッキー・ベリボー(Ricky Beliveau)氏は複数世帯向け不動産の投資方法についての論文を執筆した。

「研究の総仕上げとして実際の事例が必要だったのですが、当時住んでいた場所のすぐ近くで売りに出ていた物件を選びました」とベリボー氏はInsiderに語る。

「試算を行い、財務データをまとめ、また教授とも共同作業した結果、『すごい、これは大儲けできるかもしれないぞ』と思ったんです」

ノースイースタン大学に在籍していたベリボー氏が住んでいたボストンでは、その時がたまたま、複数世帯向け住宅を購入するのに良い時期だった。

「2009年、ボストンでは複数世帯向け住宅の価格は横ばいかわずかに下落していたのに、家賃は上昇し続けていました」とベリボー氏は言う。

「しかし不況だったにもかかわらず、多くの人は依然として大学に進学し、そしてさらに多くの人が学校に戻っていたため、ボストンには人口が流入していたのです」

ベリボー氏はこれを、自分のような新米投資家にとってのチャンスだと考えた。彼によると、経験豊富な投資家の多くは「2008年に打ちのめされるような痛い目に遭い、傍観者になっていた」という。

「でも私には失うものがまったく何もなかったので、この投資機会を検討することにしたんです」

卒業から半年後、ベリボー氏は自身の研究を青写真として、複数世帯向け住宅を実際に購入した。

FHAローン(連邦住宅局の債務保証がついているローン)と母親からの資金(当時相続したばかりの大金を投資しようとしていた)のおかげで、ベリボー氏は2010年12月にボストンに3世帯住宅を買うことができた。

当時金融業界でフルタイムで働いていたベリボー氏は、当時のガールフレンド(現在の妻)と3戸のうちの1つに引っ越し、残りの2戸を賃貸に出した。家賃収入で住宅ローンをカバーできたとベリボー氏は言う。つまり、入居者に住宅ローンを返済してもらいながら、実質無料で居住していたことになる。

またベリボー氏は、各住戸を段階的に改装することで、物件の価値を高めていった。

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