ドロップボックスは「バーチャル・ファースト」を維持…「監視よりも信頼だ」ハウストンCEO


ドロップボックスのCEO、ドリュー・ハウストン。

ドロップボックスのCEOドリュー・ハウストン。

Matt Winkelmeyer and Nikolas Kokovlis/NurPhoto via Getty Images

  • ドロップボックスのCEOドリュー・ハウストンは、リモートワークには「90:10ルール」を採用しているとフォーチュンに語った。
  • これは1年の90%をリモートワーク、残りの10%は社員のオフサイトイベントに充てるというものだ。
  • 「人を信頼し、大人として扱えば、彼らは大人として行動する。監視よりも信頼だ」とハウストンは話している。

オンラインストレージサービスのドロップボックス(Dropbox)のドリュー・ハウストン(Drew Houston)CEOは、従業員にオフィス復帰を求めるビジネスリーダーたちの声が高まる中でも、リモートワーク中心の企業文化をアピールし続けている。

ハウストンは2023年10月15日に公開されたフォーチュン(Fortune)のインタビューで、ドロップボックスは年間の90%はリモートワーク、残りの10%を少数の従業員のオフサイト(会社を離れて社外で行う)イベントに費やすという「90:10ルール」を採用したと語っている。

ハウストンによると、同社で最初に90:10のアプローチを開始したのは2021年だという。

サンフランシスコを拠点とするドロップボックスは、レイオフが実施される前は3000人以上の従業員を抱えていたが、レイオフ後は従業員のオフィス常駐を義務付けていない。 新型コロナウイルス感染症が大流行する中、同社は2020年に「バーチャル・ファースト」企業になると発表し、リモートワークをデフォルトにした。

彼は、オフィス復帰が義務であると信じているCEOのことをどう思うかという質問に「従業員には選択肢がある。従業員はコントロールできるリソースではないと言いたい」と答えている。

「別の社会契約が必要であるし、コントロールを手放す必要がある。だが彼らを信頼して大人のように扱えば、彼らも大人のように振る舞うだろう。監視よりも信頼だ」とハウストンは付け加えている。

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