日本で正式に運用を開始するアマゾンのリヤカー付き電動アシスト自転車。
撮影:小林優多郎
アマゾンは10月17日(現地時間)、アメリカ・シアトルの本社で各国のマイクロモビリティーに関する取り組みを発表した。
日本では既に24都道府県で開始しているリヤカー付き電動アシスト自転車での配送を正式発表した。
電動アシスト自転車での配送は現在、数百台規模。今後数年以内にエリアや台数を拡大させ、年間数千万個の商品を配達予定としている。
物流業界の人手不足と脱炭素に一助
現地シアトルで展示された機材にはAmazonロゴなどは車両に入っておらず、機材の外観を見ただけでは、アマゾンの荷物を運ぶ自転車とは判別できない。
撮影:小林優多郎
電動アシスト自転車での配送を担当するのは、アマゾンが契約した地域の配送業者(デリバリーサービスプロバイダー)で、注文者に届く直前の拠点(デリバリーステーション)からのラストワンマイルに利用される。
電動アシスト自転車は運転免許がなくても扱えるため、運送に関わる多様な人材の確保が狙い。また、二酸化炭素の排出も少ないため、アマゾンが掲げる「2040年までに全事業でのネット・ゼロ・カーボン」の達成に寄与する。
リヤカーの部分。デリバリーステーションで仕分けられたカゴを4つ載せられるようだ。
撮影:小林優多郎
Business Insider Japanでは、リヤカー付き電動アシスト自転車の詳細や、各国でのマイクロモビリティーの取り組みについては以下でレポートしている。
(取材協力・アマゾン)