アメリカの高金利の行方は?…今は若い世代も「安全な投資」をするべき

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Tim Robberts / Getty Images

  • 今は、高齢世代のアメリカ人に対してよく提案されてきた投資戦略を用いるのにうってつけのときだ。
  • 国債など、昔ながらの「安全な」投資の金利が高くなっている。
  • そうした金利は急上昇してきたが、横ばい、もしくは下降に転じる兆しもある。

75兆ドル(約1京1242兆円)の貯蓄を抱えるベビーブーマー(1946年から1964年頃に生まれた世代)は、不振のアメリカ経済において「最後に笑う者」になりつつある。そして、それよりも若い世代の、余剰資金がある人にとって、今はまさにベビーブーマーの伝統的な投資戦略を利用すべきときだ。

現在の高金利は、家や車を買いたい若者や、クレジットカードを使う若者にとっては最悪だが、上の世代にとっては好機になっている。これは、そうした上の世代の多くがおこなう投資の種類が、若い世代とは異なるからだ。

一般に、人は年をとるにつれて、リスクは大きいが利益を得られる可能性も大きい株式市場などへの投資を減らし、かわりに、CD(譲渡性預金)や財務省長期証券といった、より安全な資産を購入するようにアドバイスされる。

「より安全な」投資では、リターンが小さくなるケースが多いが、米国債の利回りは最近、2007年以来の高水準に達した。つまり、過去であれば安全な投資をするために高リターンを捨てていたはずの高齢のアメリカ人は現在、その両方を手に入れられるということだ。

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