投資の神様ウォーレン・バフェットが40年前に語ったこと…それは今も変わらない

バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェットCEO(右)と、チャーリー・マンガー副会長(左)。

バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェットCEO(右)とチャーリー・マンガー副会長(左)。

Nati Harnik/Associated Press

  • バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェットCEOは、1985年に初めて全米ネットのテレビインタビューに応じた。
  • PBSの番組『アダム・スミスのマネー・ワールド』に出演した彼は、賢明な投資アドバイスを提供した。現在もそれを説き続けている。
  • バフェットが約40年前のインタビューで語った名言を紹介する。

米ネブラスカ州オマハに本社を置くバークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)のウォーレン・バフェット(Warren Buffett)CEOは、現在では誰もが知る有名人であり、長年にわたって史上最高レベルの投資家とみなされてきた。加えて世界有数の裕福な人物でもある。

バークシャー・ハサウェイの株式を所有するバフェットの純資産は約1140億ドル(約17兆円)に上る。しかし、1985年当時は5億ドルほどで、彼の知名度も低かった。

その年、バフェットはアメリカの公共放送PBSの番組『アダム・スミスのマネー・ワールド(Adam Smith's Money World)』の司会者、ジョージ・グッドマン(George Goodman)と対談した。これが彼にとって初めての全米ネットでのテレビインタビューだった。

印象的なのは、バフェットの投資に対する考え方が40年近く経った今でも変わっていないことだ。

彼がそのインタビューで語った投資の知恵について紹介する。

1.第1のルール

「投資の第1のルールは負けないこと。そして第2のルールは、第1のルールを忘れないこと。これがすべてだ。価値をはるかに下回る価格のものは、まとめて買えば、基本的に損はしない」

2.投資マネージャーにとって最も重要な資質

「重要なのは気質であり、知性ではない。このビジネスでは高いIQは必要ない。つまり、ここからオマハのダウンタウンに行ける程度のIQは必要だが、3次元チェスができたり、ブリッジでトップリーグに入ったりということではない。必要なのは安定した人格だ。世間とともにあることや世間に逆らうことに大きな喜びを感じたりしない気質が必要だ。世論調査をするビジネスではないのだから。思考するビジネスだと言える」

3.ほとんどの投資家が間違っていること

「彼ら(投資家)はビジネスの一部を所有しているとは思っていない。価値の観点から投資しているのかどうかは、明日の株式市場が開いているのかを気にするかどうかで分かる。良い投資をしているのであれば、市場が5年間閉鎖されようが気にする必要はないはずだ」

4.株価のチェックについて

「ティッカーが教えてくれるのは価格だけだ。時折株価を見ることで、その価格が突出して安いか高いかの確認はできるが、ビジネスについては何も教えてくれない。ビジネスの数値そのものはビジネスについて何かを教えてくれるが、株価は何も教えてくれない。私はまず、株式やビジネスの価値を評価したい。その時は価格も気にしない。そうすれば、自分の評価を確立する際に価格に影響されることはない。そして、後で価格を見て、それが自分の評価と大きくかけ離れていないかどうかをチェックしている」

5.オマハ対ウォール街

オマハについて:「信じられないかもしれないが、ここでは郵便物も定期刊行物も届くし、意思決定に必要なすべての情報も手に入る。ウォール街と違って、50人もの人がやってきて、今日の午後はこうすべきだ、ああすべきだと耳元でささやかれることもない」

ニューヨークについて:「もし私がウォール街にいたら、おそらくもっと貧しかっただろう。ウォール街には刺激が多過ぎる。そして、いろいろなことを耳にし、集中力が削がれるかもしれない。そうなると長期的な収益につながらない」

6.テック株を保有していない

「(テック企業の株を)買ったことはない。どれも理解できない。IBMも買ったことがない。すばらしい、センセーショナルな会社だが、IBM株を所有したことはない」

7.すべての市場トレンドは追えない

「すべてのゲームで儲ける必要はない。カカオ豆がどうなるかということのように、私が知らないことはたくさんある。それは残念なことかもしれないが、すべてを知らなくてはならないわけでもないだろう。そんなに熱心に取り組んでいるわけでもないのだから」

8.いい球を待つ

「この業界には『見逃しストライク』はない。ピッチャーはただそこに立ってボールを投げてくるだけで、必ずしもスイングする必要はない。打ちやすい球が来るかもしれないが、十分な知識がないのであればスイングする必要はない。そして、何千もの投球を観察し、最終的に自分が理解したいと思うボールが来たときにスイングするんだ」

9.マーケット・タイミング

「もし私がビジネスチャンスに乗るように求められたとして、それを買うのが火曜日だろうが土曜日だろうが、あるいは選挙の年だろうが何だろうが関係あるだろうか。ビジネスマンがビジネスをするときに考えることではない。では、なぜ株を買うときにそんなことを考えるのか。株はビジネスの一部に過ぎないのに」

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