無印良品から染めないカシミヤセーターが登場。生産者とモンゴルで深刻化する“あの問題”にも一手

朝晩の気温がぐっと冷え込んできた。そろそろニットの季節がやってくる。

無印良品からは、自然の風合いを楽しめるカシミヤセーターが登場した。

無染色・無漂白カラーで登場

mujirushi1

自然のまんまの色 カシミヤセーター

良品計画

その名も、「自然のまんまの色 カシミヤセーター」だ。

カシミヤを無染色・無漂白の状態で使用して作られており、素材そのものの色や風合いを楽しむことが出来る。

ナチュラルな風合いのカラーはファッションにも合わせやすそうだ。

使用しているカシミヤは、高級カシミヤの産地として知られるモンゴル高原の東部地域のものだ。

型くずれしにくく、毛玉になりにくい状態を保つために、編み方も工夫されている。

環境対策費用は砂漠化対策に

カシミヤの生産地であるモンゴルでは、牛やカシミヤヤギを含む牧畜の過放牧などから、砂漠化や干ばつが社会課題となっている。

セーターに使用されるカシミヤの原毛価格に、生産地の砂漠化の現状や要因を把握するための調査費用が計上されている。将来的には、砂漠の緑化や井戸の修繕などにも使用される予定だ。

また、カシミヤ原毛を一定価格で中長期的に購入することで、価格の過剰な変動を抑え、生産者に安定的な収入が渡るようになることを目指しているそう。

無印良品の環境問題に対する真摯な姿勢を感じられる、「自然のまんまの色 カシミヤセーター」。新宿靖国通り店とグランフロント大阪店の2店舗とネットストアで発売中だ。

Popular

あわせて読みたい

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み