グーグルが広告営業戦略を変更。中小クライアントにも注力、成長余地はAI搭載製品

グーグル

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グーグル(Google)はAIを搭載した重要な広告サービスを普及させるため、同社の営業チームのやり方を変えようとしているという。

複数の情報筋によると、大企業を担当する同社広告営業のスタッフの一部は、小規模でそれほど事情に通じていない広告クライアントへの営業に特化した営業チームに異動しているという。

グーグルの関係者によると、中小企業の広告主はグーグル・カスタマー・ソリューションズ(GCS)チームと連携することで、四半期ごとに25万〜200万ドル(約3750万〜3億円、1ドル=150円換算)をグーグル広告に使っているという。一方、大企業は通常、ラージ・カスタマー・セールス(LCS)と呼ばれるグーグル社内のチームと連携し、四半期ごとに少なくとも400万〜500万ドル(約6億〜7億5000万円)をグーグルに支払っているという。

グーグルが社内のリソースを中規模の広告クライアント向けにシフトさせているのは、大口の広告主がかつてのようにグーグルの大量のリソースを利用する必要がなくなったからだと、グーグルの社員や元社員は明かす。大手広告クライアントの多くは、社内のグーグル専門家のチームを支援したり、実践的なサービスを提供できる代理店の専門家と連携したりしている。

「ロケット成長」は終わった

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