【2023年最新】コスパ最強の「プラチナカード」おすすめ5選を徹底解説! 年会費以上のメリットとは

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  • プラチナカードは年会費が高いイメージがある一方で、約2万円台から持てるコスパ最強のカードも存在する。
  • 満足度の高い付帯保険やサービス・優待特典を利用でき、何気ない日常から特別な日まで、満遍なくメリットを得られる。
  • 申し込みに年収は大きく関係しないため、費用を抑えつつ上質な待遇を受けたい人、旅行やグルメに関心が高い人は、プラチナカードを検討しよう。

一般的に高いランニングコストがかかると思われがちなプラチナカードにも、2〜3万円程度の年会費で保有できるものがある。

良心的な年会費だからといってサービスの質が劣るわけでもなく、むしろ付帯保険の補償額が増えたり、優待特典のジャンルが幅広くなったりするなど、ポジティブな要素が多い。

本記事では、高額な年会費から「高収入でなければ所有できない」と思っている人でも気軽に申し込める、コスパ最強のプラチナカード5枚を厳選した。

負担にならない年会費で長く使い続けられるプラチナカードを探している人は、ぜひ参考にして欲しい。

コスパ最強のプラチナカードおすすめ5選

おすすめのプラチナカードを知りたい人に向けて、コスパ最強の5枚を厳選した。

  1. JCBプラチナ
  2. 三井住友カード プラチナプリファード
  3. 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
  4. アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
  5. セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

いずれもお得な年会費でありながら、コスト以上の充実した保険や付帯サービスが用意されている。「年会費が高いわりにメリットがない」と思っている人にこそ、おすすめしたいプラチナカードを紹介するので、ぜひ目を通して欲しい。

1. JCBプラチナ:年会費以上のお得感を味わえる

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出典:JCBプラチナ

JCBプラチナは、グルメ・トラベル・ゴルフなどの優待特典が揃っており、コンシェルジュサービスや付帯保険の内容も手厚いプラチナカード。

年会費は2万7500円だが、以下のように賢くサービスを活用することで、年会費以上のお得感を味わえる。

1年間に下記4つのサービスを利用するだけで、優待総額は3万4680円。年会費を相殺したうえで、約7000円分得したことになる。もちろん、下記はあくまでシミュレーションなので、さらにお得な活用方法もあるだろう。


サービス内容 優待割引の金額
①対象レストランで所定のコース料理1名分が無料 1万6500円
②会員限定の名門ゴルフ場を優待割引でプレー 2000円
③対象の高級ホテルで1名分の食事が無料 1万5000円
④三ツ星シェフの高級お取り寄せグルメを堪能 1180円


それぞれの詳細を説明しよう。

①と③のサービス「グルメ・ベネフィット」は、対象レストランで所定のコース料理を2名以上で予約すると適用される。1名分の料金がいくらか割引されるのではなく、そのまま無料になるのが大きなメリット。

期間限定の優待であり、利用できる店舗によって得をする金額も変わってくるが、家族や大切な人を喜ばせて自分も嬉しい気持ちになれるサービスだ。

ちなみに、美食家の舌を唸らせるような有名レストランの手配は「グルメルジュ」という無料の付帯サービスで依頼できる。おすすめのレストランを簡単にオンライン予約してくれるので、グルメに詳しくなくても心配いらない。

②の「ゴルフエントリーサービス」では、全国約1200カ所のゴルフ場のなかから、希望の地域と日程を電話1本で伝えてすぐに手配してもらえる。ゴルフ場設定のビジター価格から値引きされ、優待料金で優雅なプレーを楽しめるのだ。

茨城県の大洗ゴルフ倶楽部や兵庫県のABCゴルフ倶楽部といった厳選コースが豊富に揃っており、ゴルフライフがさらに楽しくなるだろう。

④の「お取り寄せグルメ」は、高級料理や日本各地のグルメをオンラインで簡単に注文できるサービス。ワイン・おつまみ・コース料理など、食卓を豪華に彩ってくれる厳選グルメを優待価格で取り寄せられる。

自分へのご褒美や友人に贈るギフト、特別な日に仲間と集うホームパーティにぴったりの特典だ。

このほかにも、ホテル関連のサービスには、人気の国内ホテルにお得な料金で宿泊できる「JCBプレミアムステイプラン」、世界各地の有名ホテルに特典付きで泊まれる「海外ラグジュアリー・ホテル・プラン」などがある。

また「プライオリティ・パス」により、約1300カ所以上の世界中の空港ラウンジが無料、駅ビル内ではソフトドリンクが提供されるサービス「JCB Lounge 京都」の利用が可能だ。旅行や出張の際に、道中でも渡航先でも一息つける特別な場所が用意されているのは、魅力の1つと言えるだろう。

24時間365日対応の「プラチナ・コンシェルジュデスク」では、各種サポートの相談のみならず、宿の手配からレストランの予約まで幅広くアシストしてもらえる。付帯保険については、下表にある通りトラベル関連の補償が特に強い。

空港やホテルで特別なサービスを受けたい旅行好きの人や出張が多い人、25歳から気軽に持てるプラチナカードを探している人におすすめだ。


JCBプラチナの詳細スペック
  • 年会費 本会員:2万7500円
    家族会員:1名まで無料、2枚目から3300円/枚
    追加カード ETCカード
    家族カード
    QUICPay
    電子マネー・スマホ決済 Apple Pay
    Google Pay
    発行スピード 最短5分
    ポイント還元率 0.5〜5.0%
    ポイント利用先 航空系マイルやクーポンに交換
    キャッシュバック
    JCBギフトカードに交換 など
    国際ブランド JCB
    付帯保険 旅行傷害保険(国内外):最高1億円
    ショッピングガード保険(国内外):年間最高500万円
    乗継遅延費用保険金:2万円限度
    出航遅延費用等保険金:2万円限度
    寄託手荷物遅延費用保険金:2万円限度
    寄託手荷物紛失費用保険金:4万円限度
    JCBスマートフォン保険:年間最高5万円
    付帯サービス グルメベネフィット
    グルメルジュ
    JCBプレミアムステイプラン
    プライオリティ・パス
    海外ラグジュアリー・ホテル・プラン
    JCB Lounge 京都
    全国約1200カ所のゴルフ場の手配
    プラチナ・コンシェルジュデスク など
    タッチ決済 対応
    ナンバーレスカード あり(裏面記載)
    不正利用補償 あり
    マイル移行先 JAL・ANA・デルタ航空
    入会資格 25歳以上(学生不可)
    本人に安定継続収入のある方


2. 三井住友カード プラチナプリファード:還元率を重視するなら

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出典:三井住友カード プラチナプリファード

三井住友カード プラチナプリファードは、ポイント還元に特化したプラチナカード。新規入会の月から3カ月後末までに税込40万円以上カードを利用すると、4万ポイントがもらえる。

また、下記2つの条件さえ達成すれば、新規入会と継続利用の特典であわせて最大8万ポイントをゲットできるかもしれない。

  • 新規入会の月から3カ月後末までに、税込40万円以上のカード利用
  • 前年の1年間のうちに、税込100万円のカード利用(4年間継続)

カード継続利用の特典として、前年の1年間のうちにカードを税込100万円利用するごとに、毎年1万ポイントが贈呈される。

海外利用ではポイント還元率が2%になり、税込100円ごとに2ポイント。プリファードストア(特約店)では1〜9%にまで還元率がアップし、税込100円につき1〜9ポイントが加算される。

80店以上あるプリファードストア(特約店)の一例を挙げると、以下の通りだ。

  • 一休.com
  • さとふる
  • ANA
  • 阪急百貨店
  • ゴルフダイジェスト・オンライン
  • セブン-イレブン
  • エクセシオールカフェ
  • マクドナルド
  • サイゼリヤ
  • 大賀薬局 など

ふるさと納税サイトや宿泊予約サイトをはじめ、交通機関・百貨店・レジャー・コンビニ・カフェ・ファストフード・ファミレス・ドラッグストアなど、対象ジャンルがかなり網羅的だ。日常的な買い物はもちろん、休日のレジャーでも効率的にポイントが貯まるので、無駄がないだろう。

三井住友カードならではの特徴として「三井住友カードつみたて投資」も外せない。SBI証券の投資信託を本カードで積み立てると、毎月、積立額の5.0%のポイントが貯まる。毎月5万円の積立により、年間で3万ポイントも獲得できるのだ。

カード申込と同時にSBI証券の口座を開設でき、手間がかからないため、お得な積立投資に挑戦したい人はあわせてチェックしてみよう。

なお、年会費は3万3000円となっており、プラチナカードのなかでは比較的手を出しやすい。年会費を抑えながらプラチナカードを持ちたい人や、積極的にポイントを貯めたい人にも勧められる1枚だ。

付帯保険は、国内外の旅行傷害保険やショッピング保険、選べる保険があり、いざというときに安心な補償が最低限揃っている。

ただ、サービスや優待特典はあまり充実していない。ラウンジサービスで無料利用できるのは、国内の主要空港ラウンジとハワイ ホノルル空港内のラウンジのみ。

24時間365日のコンシェルジュサービスで、レストランの予約や旅行のサポートを相談できるが、このほかに特筆すべき付帯サービスは特になし。豪華な優待特典やプラチナ会員限定のサービスなどを求めている人には、やや不向きなカードだろう。

プラチナランクとしての極上なサービスを期待するより、とにかくポイント還元率を重視するなら持っておいて損はない。


三井住友カード プラチナプリファードの詳細スペック
  • 年会費 本会員:3万3000円(税込)
    家族会員:無料
    追加カード ETCカード
    家族カード
    バーチャルカード
    電子マネー・スマホ決済 iD
    Apple Pay
    Google Pay
    PiTaPa
    WAON
    発行スピード 最短30秒
    ポイント還元率 1%〜最大10%
    ポイント利用先 買い物やカード支払いに充当
    キャッシュバック など
    国際ブランド Visa
    付帯保険 旅行傷害保険(国内外):最高5000万円
    お買物安心保険:年間500万円まで
    選べる無料保険
    付帯サービス 国内主要空港のラウンジサービス
    コンシェルジュサービス
    タッチ決済 対応
    ナンバーレスカード あり
    不正利用補償 あり
    マイル移行先 ANA
    入会資格 満20歳以上
    本人に安定継続収入のある方


3. 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード:コスパ優秀!

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出典:三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費が2万2000円と良心的でありながら、高いポイント還元率と上質なサービスが魅力的だ。

基本ポイントは0.5%だが、対象店舗で利用すると5.0%のスペシャルポイントが加算される。さらに、カード申込時に登録型リボ「楽Pay」に登録し、アプリにログインすると、恒常特典として5%相当のグローバルポイントが追加される。

使い方によっては最大で10.5%ものポイント還元が望めるため、以下の対象店舗を頻繁に利用するなら、日常的にどんどんポイントが貯まりお得になるだろう。

  • セブン-イレブン
  • ローソン
  • コカ・コーラ自販機
  • ピザハットオンライン
  • 松屋・松のや・マイカリー食堂(店舗の券売機でのご利用分)
  • 松弁ネット・松屋モバイルオーダー・松弁デリバリー

貯めたポイントはAmazonギフトカードやQUOカードPay、Apple Gift Cardなどの電子ギフト券に即時交換できるほか、ポイント移行・運用、キャッシュバックと使い道が幅広い。ちなみに、キャッシュバックの場合は1ポイント4円として還元される。

付帯保険は、補償額の手厚い国内外の旅行傷害保険から、ショッピング保険、渡航便遅延保険、犯罪被害傷害保険までと種類が多い。旅行中だけでなく、日常生活も安全だ。

また、プラチナカードとしてレベルの高いサービスや優待特典も特徴。「プラチナ・コンシェルジュサービス」では、まるで秘書のように、専任スタッフがあらゆるリクエストを叶えてくれる。

希望条件を満たすホテルやレストランを探したうえで予約してもらえたり、海外で緊急事態が発生した際に迅速にサポートしてもらえたりするなど、心強い味方だ。

より贅沢なホテルステイを楽しみたいときは「プラチナ・ホテルセレクション」が活躍するだろう。国内70以上のホテルで、部屋のアップグレードや朝食の無料提供、ホテル内クレジットなど、1回の滞在で合計およそ550ドル相当の優待特典を受けられる。

2023年8月時点の為替レートだが、550ドルは日本円にして約8万円。このサービスを利用すれば、単純計算で年会費以上も得していることが明らかなはずだ。

プライオリティ・パス」では、世界140カ国1300カ所以上のラウンジを無料で利用できる。旅行や出張時に退屈なフライトまでの時間が、より一層快適に。このほかにも、ホテルや旅館・グルメ・ゴルフ・トラベル・金融・ヘルスといったサービスが非常に充実しており、圧倒的なコスパが自慢のプラチナカードだ。


三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの詳細スペック
  • 年会費 本会員:2万2000円
    家族会員:1名まで無料、2枚目から3300円/枚
    追加カード ETCカード
    家族カード
    UnionPay(銀聯)
    電子マネー・スマホ決済 モバイルSuica
    楽天Edy
    QUICPay
    Google Pay
    発行スピード 最短3営業日
    ポイント還元率 0.5〜最大10.5%
    ポイント利用先 Amazonギフトカードや景品に交換
    ポイント移行・運用
    キャッシュバック など
    国際ブランド アメックス
    付帯保険 海外旅行傷害保険:最高1億円
    国内旅行傷害保険:最高5000万円
    ショッピング保険:年間補償限度額300万円
    渡航便遅延保険(国内外):最高2万円
    犯罪被害傷害保険:最高1000万円
    付帯サービス プラチナ・コンシェルジュサービス
    プラチナ・ホテルセレクション
    プライオリティ・パス(空港ラウンジ無料)
    プラチナ・ホテルセレクション from Concierge
    アップグレードサービス from Concierge
    Relux for Platinum
    厳選レストランで1名分のコース料理が無料
    名門ゴルフ場予約代行サービス
    手荷物空港宅配サービス
    金融取引サービス
    24時間健康・介護相談サービス など
    タッチ決済 対応
    ナンバーレスカード あり(裏面記載)
    不正利用補償 あり
    マイル移行先 JAL・シンガポール航空・大韓航空
    入会資格 20歳以上(学生不可)
    本人に安定した収入のある方


4. アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード:圧倒的なハイステータスを誇る

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出典:アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは、世界的にハイステータスな国際ブランド「アメックス」のプロパーカードであり、十分すぎるほどの保険や優待特典が強みだ。

年会費は14万3000円と、本記事で厳選したプラチナカードのなかで最も高額だが、グルメやトラベルに関連する極上のサービスが多数用意されているため、QOLの向上に繋がる。

まず、最高1億円までの旅行傷害保険が付いており、国内外どちらも対象だ。1事故につき1億円が限度とされる個人賠償責任保険も付帯しているため、渡航先で事故に遭っても、他人に怪我を負わせてしまっても、予期せぬ事態に備えられる。

また、飛行機の遅延によってスケジュールが破綻し、宿泊費や食費が余計にかかってしまった場合にも、航空便遅延補償で負担してもらえる点が安心。

このほか、本カードには以下のように充実した保険が揃っている。


サービス名称 内容
①ホームウェア・プロテクション 所有する電化製品などの破損を保証
②リターン・プロテクション 購入店に断られても商品返品の払い戻しが可能
③スマートフォン・プロテクション スマホの修理代金を補償
④ショッピング・プロテクション 購入商品の破損・盗難などによる損害を補償
⑤キャンセル・プロテクション 旅行やイベントなどの急なキャンセル料を補償


①の「ホームウェア・プロテクション」で補償対象となるのは、本カードで購入した製品に限らない。すでに持っているパソコンやカメラが壊れてしまったときでも、購入日から起算した使用期間に応じて購入金額の50%〜100%を保証してもらえる。

ただ、②の「リターン・プロテクション」で返品できるのは、本カードで購入した商品が対象だ。購入から90日以内なら1商品につき最高3万円、年間最高15万円までを払い戻してくれる。

③「スマートフォン・プロテクション」は、スマホの画面が割れてしまったり、水濡れで故障してしまったりした場合に、修理代金として最大10万円を補償してくれる保険。ただし、購入から2〜3年以内のスマホ1台のみを対象としており、本カードで事故の発生時点から直近3カ月連続で通信料を支払っていることが条件だ。

国内外の旅行や出張で購入した土産物が、万が一破損したり盗難されたりしても安心なのが④の「ショッピング・プロテクション」。本カードで購入した商品に限るが、購入日から90日間であれば、ほとんどの品物を保証してもらえる。

⑤「キャンセル・プロテクション」では、旅行代金をはじめ、宿泊費・交通費・イベント参加費・コンサートのチケット代など、急に行けなくなってしまった、あるいは利用できなくなってしまったキャンセル料を補償してもらえる。

これも、本カードで決済したサービスに限り有効な保険だ。多岐にわたる手厚い保険が用意されているので、非常にサポートの質が高いプラチナカードと言える。

そして、付帯するサービスや優待特典も申し分ない。空港ラウンジを無料で利用できるが、対象ラウンジは世界130カ国・500空港・1200カ所以上と広範囲に及ぶ。

1名につき2個までのスーツケースを無料配送してくれるほか、貯めたポイントをマイルに交換し、往復航空券として活用できるなど、トラベル関連のサービスが自慢だ。

マイルの交換先は全16社の航空会社から選べて、選択肢がとても多い。ただ、ANAマイルへの移行には5500円の年間参加費がかかる点と「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録しなければポイント移行レートが下がる点に注意しよう。

なお、メンバーシップ・リワード・プラスへの登録には3300円の年間参加費が発生する。

グルメ関連の特典としては、なかなか予約が取れない受賞歴のある約50店舗以上の名店を、毎月の優先的なオンライン予約によって席を確保してもらえる。さらに、所定のコース料理を2名以上で予約することで、1名分の料金が無料になる優待サービスも。

対象のレストランは国内と海外をあわせて約250店舗。誕生日や結婚記念日など、特別な日のランチまたはディナーがグレードアップし、忘れられない思い出になるだろう。

ホテルに関する魅力的な豪華特典は、おもに以下の3つ。


サービス名称 内容
①フリー・ステイ・ギフト カード更新毎にホテルのペア宿泊券を贈呈
②ホテル・メンバーシップ ホテル会員の上級ランクが無条件で付与
③ファイン・ホテル・アンド・リゾート 世界中のホテルで平均総額600ドル相当の特典


①の「フリー・ステイ・ギフト」は国内ホテルが対象となっており、カード継続利用の特典として1泊分の無料ペア宿泊券をプレゼントしてもらえる。

北は北海道、南は沖縄まで、7つのホテルグループを軸に、50を超える対象ホテルから好きな宿泊先を選べるのが嬉しいポイントだ。なかには、2連泊以上の予約を押さえることで、5000円分のホテルクレジットが付いてくるホテルも。

また、コンラッド・ホテルや、ザ・リッツ・カールトンなどのホテルブランドで無条件に上級会員になれる②の「ホテル・メンバーシップ」も贅沢な優待だ。

基本的に、ホテルの上級ステータスは年間登録料が発生したり、年間数十泊という条件が必要だったりして、簡単に付与されない。しかしながら、本カードを持っていれば、上級メンバーシップまたはVIPプログラムに無条件で登録でき、部屋のアップグレードを含めた多彩な特典を受けられる。

③「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」は、対象となる世界1300カ所以上のホテルおよびリゾート施設を予約することで、さまざまな特典を利用できるサービスだ。

早朝深夜問わずチェックイン・チェックアウトできるほか、2名分までの朝食が用意されるなど、優待サービスの内容は平均総額600ドルに相当する。2023年8月時点の為替レートで600ドルを日本円に換算すると、約8万7000円。

旅行・食事・宿泊といった幅広いカテゴリにおいて、まさに至れり尽くせりな特典を受けられるのが本カードの強みと言えるだろう。

サポート面では、世界中どこからでも日本語で相談できる「プラチナ・アシスト」や、旅行・出張の手配からレストランの予約まで代行してくれる「プラチナ・コンシェルジェ・デスク」など、きめ細やかな支援体制が整っている。

特に、アメリカン・エキスプレスのコールセンターは、J.D. パワー カスタマーセンターサポートによる満足度調査において、顧客満足度2年連続No.1に輝いている。

チャットサービスを使えば片手間で相談できるので、忙しくて電話ができないときでも心配無用。プロのコンシェルジュのアシストにより、自分の可動域を大幅に広げられるはずだ。


アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
  • 年会費 本会員:本会員:14万3000円
    家族会員:4名まで無料
    追加カード ETCカード
    家族カード
    電子マネー・スマホ決済 Apple Pay
    QUICPay
    発行スピード 約2〜3週間
    ポイント還元率 0.5%〜
    ポイント利用先 航空マイルに移行
    他社ポイントに交換
    支払代金に充当 など
    国際ブランド アメックス
    付帯保険 旅行傷害保険(国内外):最高1億円
    個人賠償責任保険:1億円/1事故
    航空便遅延補償:3万円〜6万円
    ホームウェア・プロテクション:購入金額の50%〜100%
    リターン・プロテクション:最高3万円/1商品
    スマートフォン・プロテクション:年間最大10万円まで
    ショッピング・プロテクション:年間最高500万円まで
    キャンセル・プロテクション:1万円/1事故
    付帯サービス 手荷物無料宅配
    1200カ所以上の空港ラウンジ無料利用
    名店レストランで優先的なオンライン予約
    国内外約250店舗のレストランで1名分のコース料理が無料
    フリー・ステイ・ギフト
    ホテル・メンバーシップ
    ファイン・ホテル・アンド・リゾート
    プラチナ・コンシェルジェ・デスク
    プラチナ・アシスト など
    タッチ決済 対応
    ナンバーレスカード あり
    不正利用補償 あり
    マイル移行先 JAL・ANA・スカンジナビア航空など全16社
    入会資格 20歳以上(学生不可)
    正社員もしくは安定した収入がある方


5. セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード:永久不滅ポイントが特徴

セゾンプラチナ・アメックス

出典:セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、旅行好きな人や日常的にポイントを貯めたい人にうってつけのプラチナカード。

基本のポイント還元率は0.75〜1.0%となっており、移動・宿泊・食事・買い物といったさまざまなシーンでポイントを効率的に貯めやすい。

貯まったポイントは豊富な使い道があり、永久不滅ポイントなので失効期限を気にせずに済む。ポイントをギフト券に交換するか、支払代金に充てるかなど、じっくり焦らず検討できるのも密かに嬉しいメリットだ。

日本航空の便をメインに利用している人には、JALのマイル還元率が1.125%と高いところが利点だろう。「SAISON MILE CLUB」を利用することで、ショッピングで貯まったポイントが自動的にJALマイルに移行され、煩わしい手続きが必要ない。

補償額の手厚い旅行傷害保険が備わっているほか、年間最高300万円までのショッピング安心保険が付帯しており、もしものトラブルが発生しても冷静に対応できる。

満足度の高いポイント還元やイレギュラーな事態に対応する保険のみならず、本カードは紹介しきれないほどボリュームのある優待特典も魅力だ。

下表の付帯サービスに記載しているのはあくまで一例であり、プラチナ会員限定サービスをはじめ、旅行・Wi-Fi・宿泊・ビジネス・グルメ・ショッピング・レジャー・資産運用など、とにかく広範な分野で優待特典を受けられる。

国内旅行や海外旅行の際に受けられる特別な対応は、以下の通り。

  • 空港までのハイヤー送迎
  • 国内外の空港ラウンジの利用が無料
  • 国内外の最高級ホテルを優待価格で利用
  • 部屋のアップグレード・朝食無料・スパ割引
  • プラチナ会員様専用のコンシェルジュによる旅行手配
  • 手荷物無料宅配サービス

日本を除く世界中のラウンジを利用する際は、148以上の国(地域)・600以上の都市・1300カ所以上の海外空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」に登録する必要がある。

通常は年会費が発生するが、本カード会員なら無料で登録できるので、フリードリンクやインターネット、新聞などを気軽に利用することが可能。

プラチナ会員限定のコンシェルジュ・サービスでは、旅行手配のみならず、レストランの案内や相談、フラワーギフトの準備等、きめ細やかにアシストしてもらえる。

注目すべきポイントは、専任のコンシェルジュが24時間365日対応してくれるところ。会員専用のコールセンターが設けられ、自分のためだけにあらゆる望みを叶えてくれるのだ。

ほかにも、約200カ所の厳選された日本国内レストランを2名以上で利用すると、1名分のコース料理が無料になるグルメ優待がある。

国内用モバイルWi-Fiのレンタル料金が10%OFFになる特典や、ライブ・スポーツなど人気のチケットが先行予約または優待割引となるサービス等、お得な優待が盛りだくさん。

公式サイトの特典・優待サービスに記載されている内容を数えるだけでも、70以上の付帯サービスを利用できる。これほどまでに充実したプラチナカードでありながら、年会費は2万2000円とコスパが高い。

クレバーな1枚として実利があるので、人生をより楽しませてくれるのはもちろん、長きにわたって愛用したくなるようなプラチナカードだ。


セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの詳細
  • 年会費 本会員:2万2000円
    家族会員:3300円
    追加カード ETCカード
    家族カード
    電子マネー・スマホ決済 Apple Pay
    Google Pay
    iD
    QUICPay
    発行スピード 最短3営業日
    ポイント還元率 0.75〜1.0%
    JALのマイル還元率は1.125%
    ポイント利用先 ギフト券や景品に交換
    他社ポイントに移行
    カード利用金額への充当 など
    国際ブランド アメックス
    付帯保険 海外旅行傷害保険:最高1億円
    国内旅行傷害保険:最高5000万円
    ショッピング安心保険:年間最高300万円
    付帯サービス 国内空港ラウンジ無料利用
    プライオリティ・パス無料登録
    プラチナ会員様専用のコンシェルジュ・サービス
    手荷物無料宅配サービス
    空港までのハイヤー送迎
    国内外の最高級ホテルを優待価格で利用
    部屋のアップグレード・朝食無料・スパ割引
    セゾンフラワーサービス
    セゾンプレミアムレストランby招待日和
    海外用Wi-Fi・携帯電話レンタルサービス優待料金
    会員限定チケットサービスe+ など
    タッチ決済 対応
    ナンバーレスカード あり
    不正利用補償 あり
    マイル移行先 JAL・ANA
    入会資格 安定した収入がある方
    社会的信用を有する連絡可能な方
    学生・未成年不可

必要な年収はカードによって異なる

プラチナカードを申し込むにあたって、必要な年収はカードによって異なる。そもそも、ほとんどのカード会社は入会資格や申込条件に「年収〇〇万円以上」などと明記していない。

年会費が低めなら年収が少なくても発行できる、年会費が高めなら高収入でなければ申し込めない、といったわけでもないだろう。

原則として、カード会社の定める入会資格を満たしている必要はあるが、カード審査においては年収だけでなく属性やクレジットヒストリー(以下、クレヒス)もチェックされる。

属性は、会社員・自営業・アルバイト・学生のように、どのような仕事で収入を得ているかを判断するための項目だ。

クレヒスは、クレジットカードやローンの利用履歴であり、過去にクレカの支払いを滞らせたりローンの返済期限に遅れたりした場合には、信用情報に傷がついていることになる。

このような項目を多角的にチェックしつつ、結果としてはカード会社それぞれの審査基準に基づいて発行可否の判断が下されるのだ。

プラチナカードの年会費も数万円台から数十万円台までピンキリなので「絶対に必要な年収は〇〇万円だ」と断言することはできない。

プラチナカードの3つのメリット

プラチナカードには、以下のようなメリットがある。

  1. サービスや優待特典が手厚くなる
  2. 保険の補償額が大きくなる
  3. 利用限度額の上限が高くなる

年会費が永年無料の一般カードと比較すれば、サービスの充実度・保険の安心感・ショッピングの幅は雲泥の差と言えるかもしれない。

1. サービスや優待特典が手厚くなる

プラチナカードを持つ最大のメリットとも言えるのが、サービスや優待特典の手厚さだ。プラチナカードには、オンリーワンのサービスから年会費以上のお得感を味わえる優待特典までさまざま。

コース料理が1名分無料になるグルメ特典、世界中の空港ラウンジをお得に利用できる優待、何でも相談できるコンシェルジュなど、ジャンルを問わず隅々までサポートしてもらえる。このようなサービス水準の高さが、プラチナカードならでは魅力だろう。

2. 保険の補償額が大きくなる

プラチナカードはサービスや優待特典が豪華になるだけでなく、もしものときに活躍する保険の種類が増え、さらに補償額も大きくなる。

例として、JCB一般カードJCBプラチナに付帯する保険と、その補償額を比べてみよう。


  JCB一般カード JCBプラチナ
旅行傷害保険 最高3000万円(国内外) 最高1億円(国内外)
ショッピングガード保険 最高100万円(海外のみ) 最高500万円(国内外)
JCBスマートフォン保険 年間最高3万円 年間最高5万円
乗継遅延費用保険金 - 2万円限度
出航遅延費用等保険金 - 2万円限度
寄託手荷物遅延費用保険金 - 2万円限度
寄託手荷物紛失費用保険金 - 4万円限度


上記の表を見比べると、JCBプラチナのほうが旅行傷害保険の補償額がグッと高くなっており、そのほかの保険も負担してもらえる金額が大きくなっている。

ショッピングガード保険については補償額も違いの1つだが、海外のみならず国内の場合にも適用されるよう条件が緩和されている。

ほかにも4種類の保険が追加されていることから、プラチナカードの所有で安心と安全がレベルアップするイメージが湧くはずだ。

3. 利用限度額の上限が高くなる

プラチナカードのようにランクの高いクレジットカードは、ショッピングで利用できる限度額の上限が高くなりやすい。

これにより、クレジットカードで家電やブランド品などを気軽に購入でき、羽を伸ばして買い物を楽しめる。もちろん、限度額をオーバーしないよう浪費には注意し、計画的に利用するのが大前提だ。

また、限度額が少ないと「増額申請」を行い、再度審査を受ける必要があるため、実際のところは手間がかかる。しかし、プラチナカードなら発行時点ですでに大きめの限度額が設けられているので、不便を感じない。

まとめ

プラチナカードの欠点として高い年会費に目が向きがちだが、それをデメリットに感じないほどの極上なサービスや優待特典がたっぷり詰まっている。

また、旅行中や出張中の緊急事態にも日常生活におけるトラブルにも、頼れる付帯保険が多数揃っており、サポートの質も高い。

ポイント還元や優待割引などにより年会費を相殺でき、実質的にはコスト以上の充実したサービスを受けられるので、さらに暮らしが豊かになるだろう。

プラチナカードを所有するのに必要とされる明確な年収は公開されておらず、入会資格を満たしていれば申込が可能。

必ずしも高収入である必要はなく、なかには低コストで満足度の高いサービスを利用できるプラチナカードも多いため、比較検討のうえ申し込むことをおすすめする。

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