日本人、好きな場所・時間で働けるなら“2割減給”でもOK【世界1万5000人調査】

日本の群衆

HPが日本を含む12カ国の会社員らへの調査の結果を発表した。

撮影:今村拓馬

パソコン大手・HPが、日本やアメリカ、フランス、メキシコなど12カ国の計約1万5000人を対象にした調査の結果、日本は他の11カ国に比べて、仕事に不満を持っている傾向が強いことがわかった。

「好きな場所や時間に働ける職場で働くためならば、いくらまで減給してもいいか」という質問に対しては、グローバル平均は「11%の減給を受ける」という結果だったのに対し、日本は「21%の減給を受け入れる」という結果だった。

また日本はナレッジワーカー(知識労働者)のうち、「仕事との健全な関係性を築いている」としたのはグローバル平均が27%だったのに対し、日本はたった5%で12カ国で最も低かった。

調査は2023年6月9日〜7月10日にオンラインで実施。アメリカ、フランス、インド、英国、ドイツ、スペイン、オーストラリア、日本、メキシコ、ブラジル、カナダ、インドネシアを対象に、計1万5624人が回答した。回答者の属性はナレッジワーカーが1万2012人(各国約1000人)、IT意思決定者3612人(各国約300人)、ビジネスリーダー1204人(各国約100人)。

世界の8割「働き方のためなら減給も構わない」

グラフ

日本は「仕事との健全な関係性」という面で、最も低い結果になった。

出典:『プレスリリース HPワークリレーションシップ・インデックス』

調査によると「仕事をもっと愛することができるのであれば収入を減らしても構わない」と回答したのはグローバル平均では83%にのぼり、日本もほぼ平均並の84%だった。グローバル平均を大きく上回ったのは、インド96%やブラジルが92%だった。

Popular

あわせて読みたい

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み