月200万円以上の利益を生み出す27歳の不動産投資家が重視する、物件・エリア選びのポイントとは

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不動産投資家のコディ・バーマン氏。

Cody Berman

主にカレンダーやスケジュール管理ソフトなどのデジタル製品を販売するフリーランサーだったコディ・バーマン(Cody Berman)氏は、自分の収入源がいつかは断たれるのではと心配していた。

そのおかげで不動産という常に需要のある資産クラスに興味を持つようになったのだと彼は話す。だが、住宅の価格高騰の可能性に関心を向ける他の多くの投資家とは違って、彼は家賃収入によるキャッシュフローに関心を抱いていた。つまり、彼はマージンに注目したのだ。

問題は、バーマン氏が育ったのはマサチューセッツ州の中心部で、そこでは住宅価格が高かったということだ。彼は50以上の物件を検討し、そして諦めるまでに少なくとも10件を直接見学したと振り返る。

「住宅価格が高すぎて、価格対キャッシュフローはめちゃくちゃでした」

彼は友人からコネチカット州とロードアイランド州に行ってみてはどうかと勧められた。どちらの州も自宅から自動車で行ける距離だったが、そこは自分が住んでいた地域よりも住宅価格が40%安いのに対して、賃貸料は20%しか安くなく、より良いマージンを得られることがわかった。

適切な地域を選ぶ指標

銀行は27万5000ドル(約4125万円、1ドル=150円換算)のローンを事前承認してくれたので、十分な予算を確保できていたとバーマン氏は語る。

だが物件リストをくまなく探し始めてみると、多くの家は書類上では素晴らしく見えたが、実際に訪れてみると安全性に難があったり、食に関しては砂漠だったりしたと彼は語る。物件を直接見ることは、選択肢を大胆に絞る上で役立ったという。

彼はApartments.comやZillowで取引可能な物件リストを検討し、賃貸料や過去30日間に賃貸契約が成立した物件を確認した。また、郵便番号で家賃の幅を確認できるWebサイトのRentometerも調査した。

最初に見つけた物件は、状態のよい3ユニットの集合住宅で、コネチカット州ウィンダム郡のすばらしい地域にあった。彼はその物件を、20%の頭金を支払って23万5000ドル(約3525万円)で購入した。バーマン氏は地階に住んで、メインユニット2戸を貸し出すことができた。つまり、彼は単に家賃を払わずに生活できるようになっただけでなく、月に約500ドル(約7万5000円)のキャッシュフローも手に入れたのだ。

「その地域は有望でした。昔ながらの工業都市のような感じで、あたりを歩いても安全に感じられた。私たちはそこに住んだこともありました。そして、ハウスハックのようなことをしたのです」とバーマンは語る。

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