「値段を自分で決める」本屋が下北沢にオープン。捨てられる運命だった本たちが並ぶ

本の値段を決めるのは、購入者自身。そんなユニークな本屋が、下北沢にオープンする。

約1200冊の「値段のない本」を販売

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株式会社バリューブックス

その名も「値段のない本屋」。下北沢駅前に停車するの移動式本屋「ブックバス by VALUE BOOKS」にて、11月3日(金)〜 11月30日(木)まで開催される。

期間中は、値段がつかず古紙回収に回る運命だった約1200冊の本が並ぶ。

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バリューブックス

約1200冊の本は、店名の通り、値段がついていない。

気に入った本は、任意の金額を支払うことで購入する仕組みだ。

「ブックバス」活動の背景

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バリューブックス

イベントを主催するバリューブックスは、長野県上田市を拠点とするオンライン古書店だ。

その活動は単なる古書の売買にとどまらず、本屋「本と茶 NABO」や本で寄付ができる「チャリボン」の運営、古紙回収される本を活用した「本だったノート」の制作など多岐に渡る。ブックバスもその一つだ。

「無書店地域に本を届けたい」という思いでスタートしたこの取り組みでは、イベント出店だけでなく保育園や学校、老人ホームなどのほか、被災地にも出向くなど、各地に本を届け続けている。

今回の売り上げは、こうした活動資金にも使われるという。

捨てずに必要な人へ届ける

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バリューブックス

バリューブックスへ1日に届く古書は3万冊にもなるそう。しかし、そのうちの約半分は値段がつかず、古紙回収へまわってしまうのだとか。

たとえ値段がつかなくても、必要としている人はいるはず。このブックバスは、そんな本たちに新しい人生をもたらしてくれる。

購入者にとっても、全く新しい読書体験を与えてくれる機会となりそうだ。

開催日:2023年11月3日(金) 〜 11月30日(木)

会場:ブックバス by VALUE BOOKS ※木〜日営業

〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目22−1 下北線路街「のはら」

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