数少ないアメリカの高速鉄道の一つ、フロリダの「ブライトライン」に乗ってみた

10月、筆者はオーランドでブライトラインに乗車した。

10月、筆者はオーランドからブライトラインに乗車した。

Taylor Rains/Insider

  • フロリダの東海岸を時速200kmで走る高速鉄道が「ブライトライン」だ
  • ブライトラインはアメリカで2つしかない高速鉄道ネットワークのひとつだ。
  • オーランド-マイアミ間の運賃は片道79ドルからで、乗車時間は3時間半となっている。

最高時速200kmで走るブライトライン(Brightline)は、アメリカで最も新しい高速鉄道ネットワークだ。

そのオーランド・ルートは2023年9月に開通した。全長378kmの線路を通ってマイアミに到着する。ブライトラインは人気を博しており、運行本数を2倍に増やしている。

筆者もこの列車に乗ってきた。車に乗るよりも気に入った。ブライトラインの内部を紹介しよう。


アメリカの高速鉄道は、これまでアムトラック(Amtrak)のアセラ号しか走っていなかったが、フロリダ州で2本目の路線が開通した

アメリカの高速鉄道は、これまでアムトラック(Amtrak)のアセラ号しか走っていなかったが、フロリダ州で2本目の路線が開通した

Jeff Greenberg / Contributor/Universal Images Group Editorial

アセラ号はアメリカ北東のワシントンDCとボストン間を、最高時速241kmで走る。


ヨーロッパや日本の高速鉄道に比べれば、そのネットワークは小さなものだ

ヨーロッパや日本の高速鉄道の歴史は1900年代半ばに始まった。1997年に撮影された写真の左に写る赤い列車は、ヨーロッパ主要都市を結ぶタリス。

ヨーロッパや日本の高速鉄道の歴史は1900年代半ばに始まった。1997年に撮影された写真の左に写る赤い列車は、ヨーロッパ主要都市を結ぶタリス。

Frank Leonhardt/picture alliance via Getty Images

ドイツ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、日本などには、時速300kmから322kmで走る列車がある中国にはさらに速い列車もある。

これらの鉄道網は強固で、フランスでは列車で簡単に行ける都市間のフライトを禁止しているほどだ。


しかし、ブライトラインの鮮やかな黄色い列車もまたいいものだ

しかし、ブライトラインの鮮やかな黄色い列車もまたいいものだ

Courtesy of Brightline

ブライトラインの機関車は、カリフォルニア州サクラメントにあるシーメンス・モビリティ(Siemens Mobility)の工場で製造されている。


ブライトラインの運賃は「スマート」と「プレミアム」の2種類

ブライトラインの4号車。

ブライトラインの4号車。

Taylor Rains/Insider

オーランド-マイアミ間のチケットは、スマートで79ドル(約1万2000円)から、プレミアムで149ドル(約2万2600円)から。短距離ならもっと安い。


車内アメニティ、手荷物許容量、利用可能なラウンジの有無によって運賃が異なる

ブライトラインのオーランド駅にあるエグゼクティブ・プレミアム・ラウンジの入り口。

ブライトラインのオーランド駅にあるエグゼクティブ・プレミアム・ラウンジの入り口。

Courtesy of Brightline

スマートの場合、持ち込み手荷物2個と座席指定ができる。プレミアムには、それに加えて手荷物1個、車内食、駅のラウンジ利用が含まれる。


スマートの車両は2人掛けが2列になったレイアウトで、プレミアムの車両には1人掛けの座席もある

プレミアムの車両にある1人掛けの座席。

プレミアムの車両にある1人掛けの座席。

Ronny Maye/Insider

プレミアムの車両には2人掛けと4人掛けもある。座席数が少ない分、プレミアムの方がスマートよりも混雑や騒音が少ないかもしれない。


いずれの車両も、座席の足元と座面は驚くほど広い

スマートの車両の足元スペース。

スマートの車両の足元スペース。

Taylor Rains/Insider

筆者も先日ブライトラインに乗ってきた。座席は広々としていて背もたれが高く、ヘッドレストは頭部を囲むようなつくりで、プライバシーに配慮されている。


収納ポケット、Wi-Fi、トレイテーブル、電源ポートなどのアメニティが利用できる

座席周りのアメニティ。

座席周りのアメニティ。

Taylor Rains/Insider

座席の前や背もたれの間に電源ポートがある。


トレイテーブルにはさらに小さなテーブルが内蔵されている

大小のテーブル。

大小のテーブル。

Taylor Rains/Insider

小さいテーブルは、動画を見る際のスマホ置き場にぴったりだった。


荷物ラックは座席の上と各車両の端にある

4号車後部の荷物ラック。

4号車後部の荷物ラック。

Taylor Rains/Insider

トイレは各車両の間にあり、広くて清潔だった。


残念ながらフットレストはない

ブライトライン車内。

ブライトライン車内。

Taylor Rains/Insider

日本の新幹線やドイツのTGVにはフットレストが付いていた。


食事や飲み物については、アテンダントが通路を歩いて注文を取り、販売していた

ブライトラインの飲食メニュー。

ブライトラインの飲食メニュー。

Taylor Rains/Insider

プレミアム運賃には食事が含まれている。


メニューには卵サンド、ヨーグルト、シーザーサラダなどがある

卵サンドにはドイツの黒パンが使われていた。

卵サンドにはドイツの黒パンが使われていた。

Taylor Rains/Insider

卵サラダサンドイッチ、ポテトチップス、ソーダのコンボミールは約20ドル(約3000円)だった。


ブライトラインでの食事はかなりおいしかった

筆者のセルフィー。

筆者のセルフィー。

Taylor Rains/Insider

卵サンドはめちゃくちゃ高かったが、味はよかった。だが、節約したいのであれば持参してもいいだろう。


ブライトラインはフロリダでの運行をついに開始した。同社はアメリカ西部での成功にも期待している

ブライトライン

Brightline

ラスベガスとカリフォルニアの都市を結ぶプロジェクト「ブライトライン・ウエスト」は、9月にアメリカ運輸省から2500万ドル(約38億円)の連邦補助金を受けたばかりだ。

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