「ブックオフなのに本ねぇじゃん」というキャッチーなCMでもお馴染みのブックオフ。
本だけでなく、洋服やホビーなどさまざまな商品が取り揃えられているが、なんと花も買えるようになっているらしい。
規格外の生花を販売
Hanavie
販売するのは、「プラスフラワー」と名付けられた市場に出回らない規格外の生花だ。
店頭にあるスタンドから選ぶセルフ方式で、1本200円、3本500円で購入できる。
2022年秋よりスタートしており、10月末からは取り扱い店舗を拡大。現在は、東京都内10店舗のブックオフで販売中だ。
Hanavie
対象となる花は、茎の長さや太さなどが花市場の基準に満たないものの、おうちで楽しむには問題ないものばかり。
提供するのは、生花販売などを行うHanavie(ハナビー)。プラスフラワーの名前には「花を日常にプラスするきっかけになってほしい」という願いが込められているという。
廃棄ロスを減らすブックオフの取り組み
ブックオフグループホールディングス
一般的な生花店では、3〜4割の花が捨てられていると言われている。農林水産省によると2020年の生花の生産量は32億5200万本。つまり、1年間に廃棄される花は約10億本に上るという計算になる。
今回のプラスフラワーは、手軽に花のある暮らしを楽しめるだけでなく、廃棄ロスの削減、ひいては生産農家の支援にもつながるだろう。
2021年には販売期限を過ぎてスーパーなどの店頭から撤去された加工食品の販売も開始したブックオフ。今後も、書籍に留まらない廃棄ロス削減への取り組みに注目したい。