iPhoneを、アプリやOSの不調で電源オフにしようと思っても、どうすればいいのか分からず悩む人も多いだろう。
というのも、iPhone右側面にあるボタンは電源ボタンではないからだ。他の多くの家電やスマートデバイスのように、長押しすれば電源が落とせる、わけではない。
機種や方法によって異なるiPhoneの電源の落とし方を解説しよう。
iPhone X以降ならサイドボタン+音量ボタン長押し
実はiPhoneの右側面にあるボタンは「電源ボタン」という名称ではなく、「サイドボタン」という。
撮影:中山智
2017年に発売された「iPhone X」シリーズ以降であれば、本体右側面の「サイドボタン」と左側面の音量ボタンを長押しすると電源をオフにできる。
長押しするとディスプレー上に、「スライドで電源オフ」と表示されるので、タッチ操作で電源マークをスライドさせればオーケーだ。
また、再起動する場合は、画面が真っ暗になったことを確認してから、サイドボタンを長押しすればいい(起動時は音量ボタンを押す必要はない)。
ちなみに、ヘルスケアアプリで登録した「メディカルID」(緊急時に手当てをしてくれる人が確認する自分の医療情報)を表示したり、緊急電話はかけたい場合も、このサイドボタンと音量ボタンの長押しから行う。
サイドボタンと音量ボタンを長押しすると、「スライドで電源オフ」が表示される。
撮影:中山智
音量ボタンは上下どちらでもいいが、サイドボタンと音量上を同時押ししてすぐに離してしまうとスクリーンショットの撮影となってしまう。
音量ボタンと下の同時押しにはとくにアクションは割り当てられていないので、すぐに離すとロック画面に移行する。
ホームボタンがあるiPhoneならサイドボタン長押しでいい
なお、ここまでの手順はホームボタンがないモデルが対象。ホームボタンがある「iPhone SE」では、サイドボタンの長押しで「スライドで電源オフ」を呼び出せる。
設定アプリからでも電源は落とせる
設定アプリからも「システム終了」で電源オフにできる。
撮影:中山智
また、どのモデルも、ボタンを押さなくても、設定アプリから「一般」→「システム終了」でも電源オフにできる。
ボタンが物理的に不調なときは、この方法を試してみよう。