イスラエル、ガザ地区に最初の6日間で6000発の爆弾を投下… 米軍がアフガニスタンで1年間に使用した量に迫る

空爆で破壊された街

イスラエルによる空爆で破壊されたガザ南部の様子。

Ahmad Hasaballah via Getty Images

  • イスラエルは、イスラム組織ハマスとの戦いが始まってから6日間で約6000発の爆弾をパレスチナのガザ地区に投下したと明かした。
  • これはアメリカが2019年にアフガニスタンに投下した爆弾 —— 7423発 —— に迫る量だ。
  • イスラエルは10月7日以来、人口密度の高いガザ地区への空爆を何度も行っている。

イスラム組織ハマスの絶滅にこだわるイスラエルは、ハマスが実効支配するパレスチナのガザ地区で信じがたい量の爆弾を使用している。

イスラエル空軍は10月13日、戦争が始まってから最初の6日間で「ハマスの目標に対し、約6000発の爆弾を投下した」とX(旧Twitter)に投稿した。これはアメリカが2019年、1年間でアフガニスタンに投下した爆弾の数に迫る量だと、ワシントン・ポストは11月5日に報じた。

米中央空軍によると、アメリカは2019年、アフガニスタンに7423発の爆弾を投下した。2018年は7362発だった。

ハマスは10月7日、イスラエルに対してテロ攻撃を開始した。イスラエルはその翌日、ハマスに対する「戦争」を宣言した。

それ以来、イスラエルは人口密度の高いガザ地区を繰り返し空爆している。11月4日のガザ地区北部にあるジャバリア難民キャンプへの攻撃もその1つだ。イスラエル軍はハマスを追跡する中で起きたことだとしている。

『タイムズ・オブ・イスラエル』によると、イスラエルのヨアフ・ガラント(Yoav Gallant)国防相は、ハマスが撲滅されれば「イスラエルに対するガザ地区の安全保障上の脅威はなくなる」と4日の記者会見で語った

「戦争が終われば、ガザにハマスはいなくなる」とガラント国防相は話した。

民間人の死傷者を双方が報告している。ハマスによる攻撃で約1400人のイスラエル人が死亡した。ガザ当局は6日の時点で、パレスチナ人1万人以上が死亡し、数千人が負傷したとしている。

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