撮影:美里茉奈
ずっと、ベッド周りの配線を何とかしたいと思っていた。朝起きて一番に目にするのが、枕元のコードのごちゃつきという状況が嫌だったからだ。
また、電源タップがむき出しだとホコリもたまりやすく、場合によっては漏電から発火の原因になることもあるという。
「配線を隠しつつホコリが付かないようにしたい」と思い、いろいろ試して落ち着いたのが、無印良品の「スチールタップ収納箱フラップ式」だった。
シンプルな収納ケース
無印良品「スチールタップ収納箱フラップ式」税込1690円
撮影:美里茉奈
箱型の形状でデザインはシンプル。
色は無印良品のファイルボックスなどでおなじみのホワイトグレーで、部屋に馴染みやすい。フタ付きなので、電源タップとコンセントにホコリがたまるのを防げる。
この収納箱を使用する前のベットサイド。雑然としていて全く休まる気がしない……。
撮影:美里茉奈
これまでの状況が酷かった。これを収納箱に入れると……
撮影:美里茉奈
こうなる。スッキリした見た目に反して、収納力がある。
ある程度の容量はあるが、コードや長さによってはうまく収納できない場合も。
我が家にある一番大きなタップもすっぽり入った。
撮影:美里茉奈
収納箱のサイズは幅約32センチ×奥行き10センチ×高さ14センチ。試しに、オフィスにあるような大型のタップも入れてみたところ、スッキリ収納できた。
スチール製の便利さ
裏面にマグネットがあるタップだと、くっつくので位置を決めやすくて便利
撮影:美里茉奈
この収納箱の本体はスチール製で、マグネットが付く。これが思わぬ便利さをもたらしてくれた。
裏面にマグネットついているタイプの電源タップだと、箱の底に固定できるので浮かぶことがなくしまいやすい。
MagSafe対応のスマホやケースの場合、上に置くとマグネットがくっついて滑り落ちにくい。
撮影:美里茉奈
また、これまでスマホを充電する時は枕元に置いていたが、この箱を使用し始めてからは蓋の上が定位置になった。
私はMagSafe対応のケースを使っているので、スチールに本体がくっついて落ちにくい(さすがに横に貼り付けるのはスマホ本体の重みや磁力の問題があって難しかった)。
起きた時に「スマホはどこ?」とあちこち探ることがなくなり、寝起きのプチストレスの解消にもなった。
専用箱だけあって機能面も◯
左は私物の無印良品のファイルボックス。
撮影:美里茉奈
実は、これまで万能と言われている無印良品のファイルボックスをコード収納に使ったこともあったが、不便さを感じていた。
今回、「スチールタップ収納箱フラップ式」を買ってみて、いくら汎用性が高いと言われているファイルボックスでも、タップとコード収納に関しては専用箱にはかなわないと思い知った。
底面には切り込みがあり、空気が通るようになっている。
撮影:美里茉奈
底面の熱を逃がす構造や、正面上・左右下にケーブルが出せるすき間の作りも使いやすい。
プラスチックと比べると重みがあり、底面にはすべり止めのゴムクッションがついているので、コードを引っ張ったときに箱が動きにくいのも良い点だと感じた。
サイドにもスリットが欲しかった…
側面にも溝があると良かった。
撮影:美里茉奈
べた褒めしているようだが、多少の不満もある。
コードは正面上部・左右下から出せるが、側面の上だとこのように挟まってしまうことだ。自由度を高めるために、横にもすき間が欲しかったと思う。
大きな電源タップも入るサイズ感だが、高さのあるアダプタや長いコードの場合は収納しきれないこともある。収納箱の中でコードを無理に曲げたり絡まったりしては本末転倒なので、たくさんのコードを収納したい場合は2つに分けた方が良いかもしれない。
また、ファイルボックスのようにダークグレーの展開もあると、インテリアにより合わせやすいように感じた。
そうはいっても、ビフォアのカオス状態を解決し、ベッド周りをスッキリさせてくれた「スチールタップ収納箱フラップ式」には感謝だ。
次は居間用にもう一つ購入しようと思う。