ウォルマートやアマゾン、組織的な返金詐欺で数百万ドルの損害

配送者は、荷物の紛失や破損に関する顧客からのクレームを受けることが多い。

配送担当者は、荷物の紛失や破損に関して顧客からクレームを受けることが多い。

Michael M. Santiago/Getty Images

  • ウォルマートやアマゾンなどの小売業者は、返品なしの返金詐欺によって数百万ドルを失っている。
  • ある犯罪組織は、注文した商品が破損、届かなかったなどと偽ってくれる客を集めて詐欺行為を行っている。
  • 404メディアとコートウォッチの調査では、レディットとテレグラム内のグループで、この詐欺のコツなどの情報交換を公然行っていることが判明したという。

アメリカ連邦検察当局によると、ウォルマート(Walmart)やアマゾン(Amazon)などのオンライン小売業者は、組織的な詐欺によって数百万ドル(数億円)の被害を受けているという。

2023年10月に封印されて提出された起訴状で連邦検事は、この犯罪組織が人をどのように勧誘し、「商品を購入して、購入代金を小売業者に返金させ、さまざまな手段で手元に残った商品を個人的に使用して営利目的で販売」するように仕向けたかを詳細に説明した。

この訴状は最近公開されたもので、最初にテクノロジーニュースサイトの404メディア(404 Media)コート・ウォッチ(Court Watch)と共同で報じた。

アルテミス・リファンド・グループ(Artemis Refund Group:ARG)と呼ばれる組織の10人が、Eコマースで注文をした商品を使って、返金や返品で詐欺を数年にわたって続けていたとして、電信詐欺の共謀罪で起訴された。

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