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ドラッグストア最大手のウエルシアホールディングスが、12月1日から従業員の身だしなみ規定を大幅に緩和すると発表した。以下が具体的な変更点だ。
髪色:「あまり明るい色のヘアカラーはNG」だったが、規定を撤廃
髪型:「長い髪は後ろで結ぶ」以外は、個人を尊重
ピアス:不可から可へ
ひげ:不可から「きれいに整えていれば可」へ
ズボン:色は「黒・紺・茶系など落ち着いた印象を与える地味な色」以外は不可から「それ以外の色も可」へ。また「デニム・ジャージ・スウェット・ワイドパンツ」も不可から可へ
靴:「動きやすく疲れにくいスニーカーや革靴で、色は黒・紺などの地味な色、または白や寒色のみ可」だったが、規定を撤廃
上に着るユニフォームや白衣は引き続き着用していくという。
昨今、こうした身だしなみ規定の緩和が接客業で進んでいる。最近では回転寿司チェーンの「スシロー」が、ヘアカラー、ひげ、カラーコンタクト、ヒジャブ(ヘジャブ)の着用を認めると報じられたばかりだ。
ウエルシアHDが今回の改訂で期待するのは「従業員の働く意欲と主体性の向上」であり、人手不足対策ではないという。
「従業員が今までの概念にとらわれることなく、様々な価値観を受け入れ、柔軟に発想しながらもしっかりと自分自身の考えと判断力を持ち、よりよい働き方を主体的に考えていくきっかけとなることを期待しています」(ウエルシアHD)