アメリカ人の約90%は「子どもが2人以上いる」のが理想的な家族と考えている

子育て

Catherine Delahaye/Getty Images

  • LendingTreeによると、アメリカでは子育てにかかる年間費用が2016年から2021年の間に約19%増えた。
  • それでもアメリカ人の大半は、子どもが2人以上いるのが理想的な家族だと考えていることがギャラップ(Gallup)の調査で分かった。
  • ただ、理想と現実は必ずしも合致しないという。

最新調査によると、アメリカ人の大半は子どもが2人以上いるのが「理想的な」家族だと考えている。

18歳以上のアメリカ人、2000人以上を対象に実施されたギャラップの調査では、回答者の89%が「子どもが2人以上いる」のが理想的な家族だと答えた。「子どもが1人いる」のが理想的と答えたのは、わずか3%だった。

残りの回答者は、理想とする子どもの数は「ゼロ」または「意見なし」と答えた。

「子どもが2人以上いる」のが理想的と答えた人の内訳は、「2人」と回答したのが44%、「3人」と回答したのが29%、「4人」が12%、「5人」が2%、「6人以上」が2%だった。

この調査ではなぜ「2人以上」が理想なのか、その理由までは回答者に尋ねていない。

一方、LendingTreeの調査は、小さな子どもを育てるのにかかる費用がますます増えていることを示している。

この調査では、2016年から2021年の間に子どもを育てるのにかかる「必要不可欠な年間費用」が1万8167ドルから2万1681ドルと19.3%増えたことが分かった。

「家庭で子どもを育てるのに、18年間で23万7482ドル(約3600万円)かかると予測されている」とLendingTreeの調査結果は指摘している。

ギャラップの調査によると、アメリカ人の理想的な子どもの数は必ずしも現実と合致しないという。

「金融危機以来、アメリカでは大家族が望ましいと考える傾向が強まっているが、アメリカの出生率は低下している。これは大家族を理想的なものと考えてはいても、他の要因が自分たちの生活でその実践を妨げていることを示唆している」とギャラップは報告している。

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