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- 中国で家賃を払わず、ショッピングモールの階段の下で生活していた男子学生が見つかった。
- 学生は人間工学に基づいた椅子やテント、マットレス、テーブル、パソコンなどを持ち込んでいた。
- 報道によると、この学生は10月30日に逮捕された。
中国の上海で家賃を払わず、ショッピングモールの階段の下で半年間生活していた男子学生が見つかった。
上海日報がシェアしたX(旧Twitter)の投稿によると、この学生はショッピングモールの階段の下の人目につかない場所に生活空間を作り、人間工学に基づいた椅子やテント、マットレス、テーブル、パソコンなどを持ち込んでいた。
インバーター発電機を使って、電気まで作っていたという。
男子学生はこの電気を使って、パソコンや携帯電話、電気ケトルを使用していたと、サウスチャイナ・モーニング・ポストは報じている。
ニューヨーク・ポストによると、男子学生は時々自分の"隠れ家"を離れ、ショッピングモールのコンセントを使って端末の充電をしていた。
男子学生は数カ月前にショッピングモールの警備員に見つかっていたものの、学生が勉強をする場所が必要だと説明したため、警備員はこの男子学生を追い出さずに滞在させていたとMetroは伝えている。
Beijing Timesによると、男子学生は「世界で最も難しい試験」と言われることもある中国の大学統一入試(高考)に向けて勉強をしていた。
ところが、10月下旬に別の警備員が男子学生の"隠れ家"を見つけ、この警備員は勉強をしているという学生の言い訳にあまり同情しなかった。
ニューヨーク・ポストによると、男子学生は10月30日に逮捕された。
Business Insiderでも以前、スイスのジュリアス・ベアのランキングを引用して報じたように、上海は世界で2番目に贅沢な暮らしをするのにお金がかかる都市だ。
アメリカのコンサルティング会社マーサー(Mercer)によると、上海は世界有数の物価の高い都市で、全体の12位だ。