在宅ワークのために安さ重視で買ったオフィスチェアが、たいへん座りにくくて悩んでいた。
背もたれが遠く、寄りかかろうとすると身体がのけ反り、姿勢が崩れてしまう。座りにくいと集中力もすぐに途切れてしまって作業にも支障が出やすい。
新しい椅子に買い換えたいとは思っているものの、性能重視で選ぶと中古でも5万円ほどしてしまう。
それに、壊れてもいないのに現在を椅子を廃棄するのはちょっと気が引ける……。
横長クッションが解決してくれた
無印良品「残反を使ったボルスタークッション」税込990円
撮影:苫米地 結子
「座りにくさを我慢しながら仕事するしかないのか……」と半ば諦めかけていた時に出合ったのが、無印良品で見つけた横長のクッションだ。まくらや背当てとして使うことを想定しているアイテムらしい。
もともとは仕事部屋に置くクッションとして迎え入れたものだったが、試しに背当てとして使ってみた。
撮影:苫米地 結子
背もたれまでの深さをクッションが埋めてくれるので、腰回りがぴったりフィットするようになり、一気に座りやすくなった。
以来、在宅ワークのときはいつも椅子にこのクッションを挟んで仕事をするようにしている。
昼寝用の枕にもなる
撮影:苫米地 結子
背中を支える役割を全うしながらも、昼寝用の枕としても活躍している。
中綿は、ポリエステル素材。枕の好みは人それぞれだが、適度な弾力があり、頭を置いても沈み込みすぎない点が気に入っている。
撮影:苫米地 結子
横幅は54センチと、いつも使っている枕とほぼ同じくらいの長さ。
充分に寝返りが打てる大きさなので、短時間でも快適に昼寝ができる。
カバーの取り外しはできない
ファスナーがついていそうな見た目だが、カバーは取り外せない仕様になっていた。
撮影:苫米地 結子
惜しい点は一つだけある。カバーが取り外せないため、洗濯がしにくい点だ。
撮影:苫米地 結子
汚れたときは面倒でも丸ごと手洗いしなくてはいけない。
せめて乾燥はドラム式洗濯乾燥機にお任せしたいところだが、使用は不可。日陰でじっくり平干し乾燥させる必要がある。
撮影:苫米地 結子
バイカラーの見た目がお気に入りだが、白い部分は特に汚れが目立ちやすい。
ゆくゆくは商品が見直されて、カバーが取り外せる仕様になることに期待している。
何が届くかはお楽しみ
撮影:苫米地 結子
値段は1000円以下と手に入れやすい価格帯。
ここまでお手頃なのは、生地に残反を使用しているからなのかもしれない。
デザインは全部で3種類あるが、生地に残反を使用している特性上、ネットストアでは色が選べない。
お目当ての色が欲しい場合は、直接店頭で購入することをおすすめする。
ただ、3種類ともインテリアに馴染みやすいカラー展開なので、どれが届くかを心待ちにする楽しみもあると思う。
残反クッションのある生活を楽しもう
撮影:苫米地 結子
クッションになる前は一体どんな製品に使われていたのだろうと、思いを馳せながら使うことができるのも、このアイテムの良さなのかもしれない。
平日はこのクッションを大いに活用しながら、仕事に励んでいきたいと思う。