ねこの「ガツェック」(2023年1月25日、ポーランド)。
Instagram @kotgacekeveryday/Reuters
- ねこの「ガツェック(Gacek)」は、ポーランドのシュチェチンで星5つ(満点)の観光名所になったことが今年大きな話題になった。
- 長年、野良猫生活を送ってきたわがままボディのガツェックだが、その後、新しい家を見つけた。
- 獣医師の指導の下、体重を減らしたガツェックは健康的な生活を送っている。
ポーランドのシュチェチンで観光客に大人気になったわがままボディの白黒猫は、野良猫生活に別れを告げ、健康的な暮らしを手に入れた。
ポーランド語で「耳の長いコウモリ」を意味するねこのガツェックが最初に注目を集めたのは2020年、地元メディア「wSzczecinie」のYouTube動画で取り上げられたのがきっかけだった。
わがままボディのガツェックは長年、通行人から食べ物をもらいながらシュチェチンのカジュブスカ通りにある屋根付きの木の箱の中で暮らしていた。その後、グーグルマップでは何千件というレビューが付き、星5つ(満点)の観光名所と表示が出るようになった。ガツェックの観光名所としての評価は、1346年に建てられたポメラニア公爵の城といったこの街の他の観光地をも上回った。
ただ、11月14日の時点でグーグルマップにガツェックの情報はもう掲載されていないようだ。
これはガツェックが新しい家を見つけたからかもしれない。
木の箱の中で暮らしていたガツェック。
Lynne Schoeman/Reuters
今年に入ってガツェックが再び注目を集めると、観光客がおやつをあげ過ぎているのではないかとその健康状態を心配する人たちも出てきたと、Notes from Polandは報じた。ガツェックが歯と関節に問題を抱えるようになると、市の動物愛護団体がガツェックを動物病院へ連れて行き、獣医師から体重を9~11ポンド(約4~5キログラム)減らすようアドバイスされたという。
9月、動物保護施設はガツェックが新しい家族と家を見つけたとフェイスブックで発表した。
その後、11月上旬には体重が減って、健康的な様子のガツェックの最新情報が写真とともにシェアされた。
動物保護施設の投稿には「これからはジョージと呼んでくれ… ジョージ・クルーニーの猫バージョンだ。それが新しいぼくなんだ。ぼくは元気で、気分もいい。階段を駆け上がり、カウンターにも飛び乗る」と書かれている。