友人にこそ勧めたいリファラル採用。メリットの大きさとは
友人や知人を自分がはたらく会社に紹介する「リファラル採用」。いったい、通常の転職活動とは何が違うのでしょうか。学生時代からの友人を誘ったパーソルキャリアの勝倉 直登氏、紹介されて入社した西村 佳奈氏が、リファラル採用のきっかけや双方にとってのメリットについて語りました。
※talentbookに掲載された内容を、一部編集の上で転載します。
友人の充実した姿を見て、私も「はたらいて、笑おう。」を実現してみたいと思うように
——2023年4月、dodaエージェント事業部の勝倉直登さんから紹介され、パーソルキャリアに入社した西村佳奈さん。最初に二人の関係性から、教えてください。
西村:大学生のころからの友人です。もともと同じ大学で、学部も第二外国語も一緒のクラスメートのような関係で出会いました。勝倉くんが作ったフットサルチームに入っていました。
勝倉:みんなで旅行に行ったり、一緒に勉強を頑張ったりと、とくに親交の深かった友人の一人が西村さんでした。学業、サークル活動など、いろんな活動に精力的かつ真面目に取り組んでいたのが西村さんで、学生時代はよく悩みを聞いてもらっていました。
卒業後も年に数回、みんなで集まって近況報告をしていて。社会人になると、僕が西村さんの仕事のモヤモヤや悩みを聞くことが増えましたね。
西村:私は損害保険の代理店営業をしていて、正直、あまり仕事が楽しくないなと感じていました。なのに勝倉くんは仕事にすごくやりがいを感じていて、他の友人と比べていつも仕事が楽しそうでした。それに、「はたらいて、笑おう。」って私たちの前でいつも口にしていました(笑)。
勝倉:確かに!自分の仕事の話はよくしていたと思う。たとえば、「今の直属の上長は30歳、部長も39歳」とか「○○部長と呼び合う文化じゃなくて、上司も○○さんと呼ぶ文化」とか、あとはリモートワークがメインとかね。
西村:まさに私がいた会社は年功序列で、名前に役職をつけて硬い敬語で会話をする古い体質がありました。なので、勝倉くんから聞くパーソルキャリアの社風はとてもインパクトが強かったし、憧れもありました。
勝倉:学生時代から西村さんの人柄や性格を知っていたからこそ、リファラルの話をする前からずっと、お硬い社風より絶対にパーソルキャリアの方が合っているという僕なりの仮説がありました。なので、ずっと意図的に伝えてきたのもありましたね(笑)。
西村:私たちが社会人になって、ほとんどの仲間は社会に揉まれて変わっていく中、勝倉くんはいい意味でずっと学生時代のままで変わっていません。きっと、社会人になった今も“自分らしさ”を発揮して活躍しているんだろうなと感じたとき、パーソルキャリアという会社にもとても興味が湧きました。
「愚痴なら聞くけど、悩みなら解決しないと」。──その提案に大きな納得感
——転職を意識し始めた西村さん。どのようなきっかけで勝倉さんに相談し、リファラル制度による応募を決心したのでしょうか。
西村:私が担当していた営業は、保険のプロ代理店や企業代理店などいわゆる代理店が相手の保険提案で、保険契約を結ぶお客様と直接やり取りをする機会が少なく、自分の思うような営業活動ができないことにもどかしさを感じていました。「営業として、もっと直接お客様のためにはたらきたい」と悩み、本格的に転職を意識し始めたのが入社4年目でした。
勝倉:それまでは愚痴のような話だったのに、夏ごろに具体的に「しんどい」って相談されて。僕も「本格的に転職を考えているのかな」と察知しました。ちょうどそのころ、会社説明会があるのを社内メールで見つけて、良い機会だと思って案内したのがリファラルのきっかけでしたね。
西村:そう!当時はもう本当にしんどくて。勝倉くんが「一度説明会があるから、話だけでも聞いてみない?」と気楽な感じで声をかけてくれて、それがかえって良かったですね。
勝倉:僕も強引に勧誘することはしたくなくて。何より、ずっと話を聞いてきた中で、パーソルキャリアであれば西村さんの仕事のモヤモヤや不安を解消できると感じていたので。だから、絶対に転職活動をするなら選択肢に入ってくるだろう。そして、僕に事前に相談してくれるだろうという自信はあったんですよね(笑)。
西村:私も、もし最初から「パーソルキャリアではたらいてみない?」と言われたら戸惑ったかもしれません。そうではなく、今の仕事の悩みを聞いてもらってから「そういう悩みなら、パーソルキャリアで解決できるし、合っていると思うよ」と誘ってもらったとき、すごく納得感があり、まさにそのひと推しが決め手となりました。
結果的に会社説明会に参加し、その後一度勝倉くんともZoomで話したうえで、選考エントリーを決めました。
「信頼しているから全部聞ける」「信頼しているから全部話す」が実現
——リファラル制度を利用するにあたって、どのようなメリット、デメリットがありましたか。
西村:まだ検討中のころは、いろいろ相談する中で、まず私がどういう軸で転職をするのかを話し合いましたね。私の軸というのは、一つは営業でさらにスキルアップをしたいこと。
もう一つが、企業支援となる社会貢献性の高いビジネスに携わりたいというもの。そうすると、勝倉くんが「その軸だったら、パーソルのこういうところが合う」と具体的な話をしてくれて。それは面接対策にもとても参考になりました。
勝倉:転職軸の話は、パーソルキャリアなら絶対に面接で質問されることだと思っていたし、この軸が整理できていないまま転職活動に取り組んでも、仮にパーソルキャリアじゃない転職先を選ぶにしてもミスマッチにつながる可能性があると思い、僕からもかなり深掘って聞きながら一緒に整理を進めました。
他にも、RA(リクルーティングアドバイザー)の業務内容から1日の過ごし方、営業として数字とどう向き合って達成していくのか、一緒にはたらくメンバーや飲み会の雰囲気まで西村さんが懸念する質問にはなんでも答えたし、一緒に模擬面接の練習もしましたよ(笑)。
西村:そうそう、一緒に面接の練習をしました!そして、何より気になっていた年収のところまでしっかり確認できたのは、やっぱり勝倉くんだからですね。
勝倉:そのへんはお互いの信頼関係ですよね。西村さんが僕の年収を他人にベラベラ喋る人じゃないのはわかっているので、僕も正直に話しました!
西村:何度も話を聞かせてもらって、入社前にかなり具体的に仕事もイメージできる状態だったので、入社前後のギャップはほぼなかったですよ。入社直後の研修でも、「これこれ、聞いていた業務だ」という感じでキャッチアップも早かったと思います。
勝倉:そうですね。良い意味で予想通りというか。異業界転職ながらも、さっそくパフォーマンスを発揮してくれて、心底声をかけてよかったと思っています。業務をこなすスキルも然り、配属後もあっという間にチームに溶け込んでいましたね。
一方で、前職と人材業界とでは圧倒的にスピード感が違い、とくに僕たちのチームはスタートアップという変化の激しい領域を扱っているため、この独特のスピード感についてこられるかという観点で少し心配はしていました。でも、最近はスピードにも順応できていて、さすがだなと思いますね。
西村:先輩に相談すると、「こういう提案をしてみたら?」といったアドバイスももらえて、ラフに話ができて相談しやすいのが大きいですね。でも、こういう関係性こそが、業務の進め方をスムーズにするものなんだなって思いました。
それに、やはり勝倉くんのように楽しんで仕事をしている方がすごく多いので、私も楽しみながらやりがいも実感できて、それがとても嬉しいです。
紹介する側・される側、互いに想い合えるからこそ成功につながる
——リファラル制度によりパーソルキャリアに入社した西村さん。学生時代の友人を誘った勝倉さん。リファラル採用を経験した感想と、新たな気づきがあれば聞かせてください。
西村:入社してから、勝倉くんは社内の有名人だとわかりました(笑)。よく、「勝倉さんの友だちなの?」と初対面の方にも声をかけてもらえて、受け入れてもらっているなと感じられたのも嬉しかったです。
やっぱり、人との関係性を作るのが上手ですし、いろんな人から信頼されているんだなと、あらためて感動しています。
勝倉:リファーした側の人が仮に社内での評判がよくなかったら、リファーされた側も「えっ?」ってなりますよね(笑)。逆に、僕の立場から言うと紹介した人が「全然ダメ」と評価されても複雑な気持ちになりますし。
必然的に、本当に「一緒にはたらきたい」とか「もし入ってダメだったとしても、自分が責任を取る!」と思える人じゃないと紹介できないと思っていました。
西村:私も、リファラル経由で挑戦しようと思えたのは「学生時代からずっと信頼している勝倉くんの紹介だから」というのが大前提でした。
勝倉:それから、本当に自分が信頼して一緒にはたらきたいと思える人と仕事をしていると、自分自身ももっと頑張りたいと思える、エンパワーメントを与えてくれるものなんだなと実感しています。それと、今回初めてリファラル採用に取り組んでみて、あらためてパーソルキャリアの良いところを理解することにもつながりました。
西村:リファラル採用は、やはり入社前後のギャップに悩んで早期離職するようなリスクが低くなることは大きなメリットですし、私の場合は友人だからこそ、面接では聞けないような“ぶっちゃけ”話が聞きやすく、その点でも覚悟をして入社できました。
勝倉:最初に僕が紹介した“応募意志不問”の会社説明会が良かったって言っていましたよね?
西村:そうなんです。あのセミナーを気軽な気持ちで導入として聞けたことは大きかったと思います。興味をそそる内容なので。
だから、もし私が誰かをリファラルするとしたら、まずあのセミナーを紹介できる関係づくりから始めたいと思います。
勝倉:みなさんも、ぜひ気軽な気持ちでセミナーを案内してみるといいのかもしれません(笑)。
※ 記載内容は2023年8月時点のものです