SBI証券も、新NISAの「投信積立」の受付を開始。枠拡大にあわせ、現金・クレカが併用可能に

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楽天証券に続き、SBI証券も着々と準備を進めている

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  • 楽天証券に続き、SBI証券も19日から新NISAに向けた投信積立の受付を開始する。
  • SBI証券を利用している人で、新NISAの運用開始より「積立金額を増やしたい人」は、早々に手続きをすませておきたい。
  • また、新NISAに合わせて、2024年1月よりはじめて運用開始をするという人も、しっかりこの機能を利用するべきだろう。

楽天証券に続き、SBI証券も着々と準備を進めているようだ。

SBI証券は19日、新NISAに向けた投信積立の受付を開始する当初は18日からの開始予定とリリースされていたが、それより1日遅れての提供開始になるという。ついに運用開始される新NISAを余すところなく活用したい人は、早々に登録をすませるべきだろう。

なお、他社と同様に、すでにSBI証券で一般NISA・つみたてNISAを利用している人は、2024年1月に自動的に新NISA口座が開設され、積立設定もそのまま引き継がれる。それで、特に問題のない人は、この機能を利用する必要はない。

どんな人が登録すべきか?

やはりSBI証券でもこの機能を利用すべきは、新NISAの開始と同時に、積立金額を増やしたい人だ。旧NISAと比較して、新NISAの非課税投資枠は大幅に拡大された。この1800万円という枠をなるべく早く埋めて、複利の旨味を最大限に味わうには、スタートダッシュを決めるほかない。

しかし、新NISAの魅力は、非課税保有期間が無期限化されたところにもある。これまでは一般NISAなら5年、つみたてNISAなら20年という猶予しかなかったところ、その期限が撤廃されたということだ。新NISAなら年間最大360万円を投資すれば、最短5年で1800万円の枠を埋めることが可能だが、無理をしてそれを実行する必要もない。

ただ、新NISAに合わせて、2024年1月よりはじめて運用開始をするという人は、しっかりこの機能を利用して、確実に積立を開始しよう。やはり、複利の効果を得るには、少しずつでも早めに資金を市場へ投入しておきたいからだ。

確実に1月からスタートするには

確実に1月から積立をスタートするには、なるべく早めに設定を済ませておくべきだろう。クレジットカードや銀行口座からの支払いには、期限があるからだ。

クレカ積立をするなら、SBI証券と提携している三井住友カードの場合、12月10日までに設定を終えないと、1月から積立開始ができない。その他のカードなら、各社の12月の締切日までに完了しておく必要がある。

銀行引落の場合は、やはり各行の締めのタイミングに間に合わせることが必要だ。各自確認しておきたい。

なお、SBI証券では、新NISAの運用開始とともに、つみたて投資枠の投信積立で、現金とクレカ決済の併用が可能になる。つみたて投資枠では毎月最大10万円を投資できるが、クレカ積立の設定上限金額は5万円となっているからだ。

すでに利用している人なら様子見もあり

投資スタイルは、人それぞれ。必勝の方法があるわけでもなく、個々人の状況に合わせてプランするほかない。特に自由度が格段に増えた新NISAなら、さまざまな投資スタイルを許容できる。すでにNISAを利用している人なら、とりあえず様子見という選択もありだろう。

一方、これからNISAをはじめるという人は、一刻も早く参入するべきだ。1月のスタートダッシュは、しっかりと決めておきたい。あまり、失敗を恐れずに、少しずつ投資に慣れていくといい。

※本記事は取材対象者の知識と経験に基づいて投資の選定ポイントをまとめたものですが、事例として取り上げたいかなる金融商品の売買をも勧めるものではありません。本記事に記載した情報や意見によって読者に発生した損害や損失については、筆者、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。

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