ピーター・ティール氏が危惧すること――トランプ氏の猥褻発言に端を発した“ある問題”

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ピーター・ティール氏

Getty / Chip Somodevilla

ドナルド・トランプ次期大統領の顧問であり、億万長者の投資家、ピーター・ティール(Peter Thiel)氏によると、シリコンバレーには“セックス問題”に頭を悩ませる人々が少なくないという。

ニューヨーク・タイムズのモーリーン・ダウド(Maureen Dowd)氏からのインタビューで、ティ-ル氏はシリコンバレーの技術者は「あまりセックスをしていない」と指摘した。それは、その地域の多くの人たちがトランプ次期大統領のわいせつ発言(ビリー・ブッシュ氏との録音テープの会話)を批判した理由の一部であるという。 ティール氏の発言は次のとおり。

「一方で、録音テープは明らかに攻撃的で不適切だった。同時に、シリコンバレーの一部の人たちはセックスに関して反応しすぎだと心配している。私の友人には、彼らを大目に見た方がいいという人もいる。なぜなら、彼らはあまりセックスしていないからだ。あまり楽しんでいない」

ティール氏の発言には一理あるかもしれない。

シリコンバレーは未婚の男女の割合が高く、IT業界全体では数十年にわたり性別の不均衡に悩まされている(サンフランシスコの都市圏では、LGBTと自認している人の比率が米国でもっとも高いことに注意すべきだが)。

事実、セックスセラピストで臨床心理学者でもあるサンドラ・リンドホルム(Sandra Lindholm)博士は最近Forbesに、様々な性的困難や問題を訴える若い男性の患者が増えている、と語った。

「彼らは、セックスのための時間や体力がないと感じていて、セックスセラピーに来ている」と言う。

考えられる原因は、性欲の低さ、女性との出会いの難しさ、パフォーマンスの問題などがある。さらに、一般的に技術者は内向的だという側面もある、と彼女は指摘する。よくある別の問題は、“IT過重負担”と彼女が呼んでいることだ。彼らは電子機器にとても多くの時間を費やして「今を生きることを忘れている」

シリコンバレーのこの問題に関する正式なデータはないが、コンドームメーカーが行った2012年の調査によると、ニューヨーク、シカゴ、マイアミなどを含む米国の主要都市10カ所と比べて、ベイエリアの住民はセックスの回数がもっとも少なく、時間ももっとも短かかった。

ところが、サンフランシスコやその近隣のアラメダ、サンマテオでは、出生率の低下に悩まされてはいなかった。米国国勢調査局は、2010年から2015年にかけてサンフランシスコとアラメダの区域の出生数は上昇したと推定しており、サンマテオの区域では出生率が低下するという予測に反して、それなりの出生率を保っている。

[原文:Trump confidant and tech billionaire Peter Thiel thinks Silicon Valley has a sex problem

(翻訳:梅本了平)

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