“億万長者街”になったワシントンD.C.のカロラマ地区 —— イヴァンカ・トランプ氏やジェフ・ベゾス氏の邸宅も

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カロラマ・ハイツ

Flickr/Ron Cogswell

トランプ政権がワシントンD.C.へ徐々に進出する中で、まだ定かでないことが多々ある。

その結果がどうであれ、多く(の政治家)はワシントンD.C.の北西部、市街中心部にある小さな居住地のカロラマ・ハイツに落ち着くことだろう。

この小さなエリアは、今月下旬に大統領任期を終えたのちに購入価格530万ドル(6億950万円)の邸宅に引っ越すオバマ一家の新たな我が家となる。この同じエリアのわずか数区画離れたところに、イヴァンカ・トランプ夫人とジャレッド・クシュナー氏が550万ドル(6億3250万円)の自宅に入居してくる。

もう1人、裕福な新米カロラマ住民といえば、10月に2300万ドル(26億4500万円)で2万7000平方フィート(およそ2322平方メートル)の高級住宅を購入した米Amazon創設者ジェフ・ベゾス氏だ。

しかし、カロラマの人気は今に始まったことではない。

「カロラマ・ハイツというのは……いつだって非常にぜいたくでハイエンドな地域だったよ」とBusiness Insiderに伝えたのはCompass.comの取締役副社長兼シニアアドバイザーのパトリック・ショービン(Patrick Chauvin)氏。ショービン氏は不動産業歴25年のベテランで、ワシントンD.C.のもっとも高級な住宅を売却してきた。

「1800年代では、都市の郊外エリアだったんだ」

ウィリアム・ハワード・タフトやウッドロウ・ウィルソンも家を所有していた、ここカロラマ・ハイツは歴代大統領が暮らすエリアとしても人気だったという。

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カロラマの街路風景

Flickr/DymphieH

カロラマはワシントンD.C.の中でもっとも高級なエリアの1つだ。Truliaが収集した公開データによると、2016年10月から2017年1月にかけてカロラマにおける全住宅の平均販売価格は139万5000ドル(約1億6042万円)なのに対し、同じ期間のワシントン全域における平均販売価格は63万5000ドル(約7302万円)だった。

D.C.社会に馴染みがないうえ前任者よりも裕福だというトランプ政権メンバーの多くが、カロラマや隣接している高級なマサチューセッツ・アベニュー・ハイツに目をつけている、とショービン氏は述べた。

トランプ氏のチーム上層部やアドバイザーらは、合わせて少なくとも100億ドル(1兆1500億円)の純資産を持っている。重要ポジションとしてトランプ氏に指名された中には、総資産510億ドル(5兆8650億円)の教育省長官候補ベッツィ・デボス(Betsy Devos)氏や、総資産250億ドル(2兆8750億円)の商務長官候補ウィルバー・ロス(Wilber Ross)氏の名が含まれる。また、トランプ氏は総資産22.8億ドル(2622億円)以上を持つExxonMobil CEOのレックス・ティラーソン(Rex Tillerson)氏を国務長官に選抜している。財務長官としてトランプ氏ご指名の財務長官スティーヴ・ ムニューチン(Steven Mnuchin)氏は最低でも1億ドル(115億円)の純資産を保有していると予想される。

最近、ムニューチン氏がマサチューセッツ・アベニュー・ハイツ沿いの家を購入した、と今週「Washingtonian」が報じた。シャービン氏によると、マサチューセッツ・アベニュー・ハイツとカロラマにある住居は違う理由で人気だが、どちらもダウンタウンに非常に近いという利点は一緒である。

「どちらも家自体は大きいが、マサチューセッツ・アベニュー・ハイツでは緑が多く大きな区画に建っているのに対し、カロラマ・ハイツはより昔に建てられていることから、豪華な娯楽スペースが備わっている代わり区画は小さいのが主な違いだ」

カロラマの小さめの区画は維持にあまり手間がかからず、店やレストランへの歩行距離が近いというメリットがある。

シークレットサービスによる活動が近隣地域の秩序を乱す可能性に関してショービン氏は、これ以上問題視することはないと述べる。

自身の物件にも護衛警官がいるというショービン氏は「例に挙げた地域はすべて、既に何らかのシークレットサービスがついている」と締めくくった。

[原文:Ivanka Trump and Jeff Bezos are turning this exclusive neighborhood into Washington DC's new billionaire's row]

(翻訳:近松)

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