"This Week"に登場したバーニー・サンダース上院議員
ABC
バーニー・サンダース上院議員は、ヒラリー・クリントン氏の私的な電子メール使用問題に対するFBIの調査に関して、FBI長官のジェームス・コミー(James Comey)氏は辞任すべきだと述べた。
「彼は自身が何をしでかしたか、よく目を凝らして見つめ直すべきだ。そして、アメリカ市民にとって、彼の辞任は悪いことでは恐らくないだろう」とサンダース氏は日曜日、ABCの「This Week」で語った。
サンダース氏は、コミー氏が11月の大統領選の1週間前にヒラリー氏に関わる新たな証拠を公開したことは間違いだったと指摘。
「コミー氏の選挙期間中の言動はとんでもなかった」とサンダースは語る。「誰も彼の言動こそがトランプ大統領当選の決め手だとは言わないが、彼の発言は明らかに許されるものではない。また、彼がトランプ大統領の選挙活動とロシアとの関連性について調査していないのは興味深い」
サンダース氏がこう発言したのは、FBIの内部監察機関である監察総監室が、コミー氏の言動、そしてヒラリー氏の電子メール問題の調査における不正行為の有無を調査すると発表したわずか数日後のことだ。
選挙後、ヒラリー氏は敗北のいくらかの要因はコミー氏にあるとした。
「選挙活動が失敗に終わった理由はいろいろある」とヒラリー氏は支援者との電話会議で述べた。また、彼女はこう加えた。「根も葉もない疑惑を生んだコミー氏の文書が、我々の勢いを損ねたことは明らかだ」
元ヒラリー氏の報道官だったブライアン・ファロン(Brian Fallon)氏はMSNBCにこう語った。「FBIは独立していなければならず、党派主義的な動きがあるとの悪評がついてはならないが、ここで本当に問題視されているのは、FBIが選挙期間の最終週にこの問題を取り扱ったことだと思う」
ABCニュースの動画は以下。
(翻訳:近松瑛真)