『ワイルド・スピード ICE BREAK』の完璧な鑑賞法

ワイルド・スピード ICE BREAK

Universal

「4DX」とは、振動、霧、雨、稲妻、香り、風などの特殊効果を用いた体感型の映画上映システム。2009年に実用化された技術で、アメリカでは上映館が年々増加中だ。現時点で、全米の計9館で4DX上映を楽しむことが可能だ。

筆者は世界中の読者にその魅力を伝えるべく、『ワイルド・スピード ICE BREAK』(4月14日全米公開/4月28日日本公開)を4DXで鑑賞してみた。 初めのうちは圧倒される。ディズニーランドのアトラクション「スター・ツアーズ」が2時間半続くことを想像して欲しい。しかも、ヴィン・ディーゼル、ドウェイン・“ザ・ロック”・ジョンソン、ジェイソン・ステイサムをはじめとする、『ワイルド・スピード』シリーズの「ファミリー」と一緒に。

最初に座席が振動したとき、私はびっくりしてしまった。同時に、エチケット袋に代用できるものはあっただろうかと考えていた。ところが、上映開始から30分も経つと、座席の振動が程よく感じられ、唐突だとか異常だとか思うことはなくなった。 私は予備知識なしに4DXを体験したいと思っていた。そして、それは期待を上回るものだった。全ての特殊効果は、もっと控えめなものだと想像していたのだ。作品同様、4DXは全く控えめではない。まるで絶叫マシンみたいだ。それだけに、絶叫マシンで気分が悪くなる人は、リラックスできる普通の劇場へ足を運んだ方がいいかもしれない。 『ワイルド・スピード ICE BREAK』はアクションを頼りにしている部分が大きいため、特殊効果を容易に作動させることができて、4DXシートに最適だ。『ラ・ラ・ランド』のような映画には、あまり適していないだろう。

ここでは、4DXで『ワイルド・スピード ICE BREAK』を観た感想をまとめた。


劇場の入口に(長い)警告文が貼ってある。

劇場入り口には警告文が貼ってあった。

Carrie Wittmer

警告文を最後まで読んだのは、きっと後にも先にも私だけだろう。ちょっと大げさ過ぎやしないか、と思ったが、それはすぐに間違いだったことに気づいた。


身長制限のおかげで、上映中は小さな子どものおしゃべりに邪魔されなくて済む。

上映中、子どもに邪魔されないで済む。

Carrie Wittmer


上映中に香りが漂っていたのだとしたら、全く気づかなかった。

4DX

Carrie Wittmer


座席指定が非常に便利。

座席指定が便利。

私に指定された素晴らしい座席はC8だった。

Carrie Wittmer

座席が指定されていることによる唯一の問題は、開映して45分経ってからでも、座席に転がり込むことができると観客に思わせてしまっていること。シートがすごい速さで揺れ動く中、列の真ん中の席に座ろうとしている人を見ていたら、残酷にも笑えてきた。

ほとんどの観客が4DX初体験だった。

4DX

Universal

劇場に到着したのは、上映開始20分前だった。私の席から数席離れたところに座った男性と女性は、入場するやいなや爆笑して、「少なくとも、アホみたいな眼鏡はかけなくていいのね」と女性は話していた。


4DX上映は満席の劇場で楽しむべき。その場にいなかった人には説明できないような一体感を楽しめる。

4DX

水しぶきのおかげで、後にこれらの席に座った見知らぬ人々との間に一体感が生まれた。

Carrie Wittmer

客席ではすぐに絆が感じられた。チケットは完売しておらず、いくつか空席もあったが、本編が始まる前の4DXに関する短いプレビューを観た途端、そこには一体感が生まれた。人々は大声でコメントしたり、歓声を上げたりしていた。

とはいえ、観客の反応によって台無しになることも。

4DX

universal pictures

私の後ろの列に、酔っ払いのグループが座っていた(彼らは本編開始から15分後、予告編開始から20分後に到着した)。登場人物が、「もしブライアン(故ポール・ウォーカーの役名)がここにいたら、どうするべきか分かっていたはずだ」と言ったとき、酔っ払いの1人が「死んでるし!」と叫んだ。客席からはブーイングが起こり、私たちは潜水艦のシーンまで立ち直ることができなかった。

(ちょっとだけ)濡れる。

4DX

水の効果はオフにすることも可能。でもオフにしたときに安全が保証されるかどうかは不明だ。

Carrie Wittmer

水の特殊効果は悲しいものだった。私も他の観客たちも、もっとすごいものを期待していたのだ。劇中の最初のアクションシーンでは、燃え上がる車が水の中に沈没するのだが、私たちが水しぶきを浴びることはなかった。誰もが期待していたため、水しぶきがないと分かると一斉にため息が漏れた。最後のアクションシーンで初めての水しぶきが噴射された際には、落胆のため息が漏れた(それに加えて、あの水が一体どこから出てきたのか分からなくて、私はモヤモヤしている)。

本当に車に乗っているような気分になれる。

4DX

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2Dや3DまたはIMAXでは、多分ここまで本作を楽しむことはできなかったと思う。実際に、あんな風に座席で痛めつけられなかったら、きっとこの映画を嫌っていただろう(ジェイソン・ステイサムの出演シーンは別だけど。彼は完璧)。

座席にパンチされる。

4DX

YouTube/Universal

もちろん、パンチだって体感できる。『ワイルド・スピード ICE BREAK』には、たくさんのパンチが含まれている。座席の背もたれが何度も突いてくるのだ。最高の特殊効果ではないけれど、背中や首のコリをほぐしてくれたからマッサージ代を節約することができた。

足をくすぐられる。

4DX

Universal Pictures

少なくともそういうことが起こっていたのだと思う。この日はブーツを履いていたので、私のかわいいふくらはぎや足首は、他の観客ほどはコチョコチョ機能を体感することができなかった。


時にやり過ぎ感あり。

4DX

Universal

とはいえ、それを言うなら本作は全編通してやり過ぎだ。謎のミストは不可解なほど何度も噴射された。ヴィン・ディーゼルが演じるドミニクがいくつかのアイテムを落とすシーンでは、アイテムが地面に落ちるたびに座席が振動した。スクリーンに車が映るたびに(たとえそれがはるか遠くにあっても)、まるでメインキャラクターの1 人が運転しているかのように座席が動いていた。

source: Universal 、YouTube

[原文:Here's the perfect way to see 'The Fate of the Furious'

(翻訳:Thumper Jones)

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