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グーグルがChromeにアドブロック機能導入を検討する真の狙い

グーグル

グーグルは収益の多くを広告収入から得ており、Chromeは世界中で最も使用されているブラウザだ。なぜ、自分の首を締めるようなことをするのか?

Justin Sullivan/GettyImages

グーグルがChromeにアドブロック機能を導入しようとしている。ウォール・ストリート・ジャーナルが伝えた。

奇妙な話だ。グーグルは収益の多くを広告収入から得ており、Chromeは世界中で最も使用されているブラウザだ。なぜ、自分の首を締めるようなことをするのか?

だが、長期的に考えると理解できる。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、広告を全てブロックするわけではない。

グーグルやFacebook、その他のデジタル広告大手が加盟する業界団体「Coalition for Better Ads」が規定した「不適切な」広告をブロックする。ある種のフィルターとなるわけだ。

同団体は、ブロックされる広告例として、音声付きの自動再生動画広告、スクロールしても表示し続ける広告、カウントダウンタイマー付きの広告(本来のサイトが表示されるまで数秒待たなければならない広告)、ポップアップ広告などをあげた。

つまりこれは、ウエブサイトの運営者や広告主が、より良い結果を得られるようにするためのグーグルの取り組みであり、結果的に広告ブロックの必要性を減らし、グーグルにより多くの広告収入をもたらすものだ。

グーグルが「不適切な」なウェブサイトをどの程度厳しくブロックするかはまだ明らかになっていない。Statistaのグラフから分かる通り、世界中でアドブロック機能を利用するユーザーはさほど多くない。しかしPageFairの最新の調査によると、サードパーティ製のアドブロック機能を利用するユーザーは増加している。

問題は、このアドブロック機能は、グーグルが配信している広告はブロックしないという点だ。グーグルはサードパーティ製の広告ブロック機能を排除するのみならず、広告主を独自のルールに従わせることで、Chromeという自社のプラットフォームをより一層活用することができる。広告のクオリティは関係ない。

この機能が実現した際には、グーグルは規制当局による詳細な調査を避けられないだろう。

広告ブロック機能の国別利用数を示す棒グラフ

広告ブロック機能の国別利用数

Mike Nudelman/Business Insider/Statista

グーグルの最新株価はこちらから。

[原文:Here’s how many people use ad blockers around the world (GOOG)

(翻訳:Satoru Sasozaki)

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