同社はこれまで、新製品を9月に発表してきたが、今年は遅れるのではないかという情報がある。
Computer Bild/Martin Hajek
この秋、iPhone 8を心待ちにしている人にはイヤな情報が流れてきている。
同社はこれまで、新製品を9月に発表してきたが、今年は遅れるのではないかという見方がある。
アップルに部品を供給するサプライヤーによると、iPhoneは例年8月〜9月に生産を開始するが、OLED(有機ELディスプレイ)を採用した新しいiPhoneは、10月か11月まで生産できない恐れがあるのだ。
アップルの「預言者」として知られるミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏は「発表も発売時期も従来とあまり変わらないと思うが、OLEDは製造工程が複雑なため、量産体制が整うのは従来想定していた8~9月から、10~11月にずれ込むのではないか」とMacRumorsで述べている。
同氏は、「発売後しばらくは深刻な部品不足が続き、今年後半まで新iPhoneの出荷が制限される可能性がある」と続けた。
投資銀行ドレクセル・ハミルトン(Drexel Hamilton)のアナリスト、ブライアン・ホワイト(Brian White)氏も以前、iPhoneの新しいカメラに問題があり、iPhone 8の発売は数週間遅れるだろうと述べていた。
噂が本当であれば、OLEDを搭載したiPhone 8とマイナーアップデートされたiPhone 7、iPhone 7 Plusが、9月に「同時発表」される可能性は高い。ただし、アップルは先にiPhone 7の後継2モデルのみを発売し、その後、ハイエンドのiPhone 8は、発売を延期するか、予約販売を開始することになりそうだ。
[原文:'Severe supply shortages': The iPhone 8 sounds like it will be hard to find (AAPL)]
(翻訳:Ito Yasuko)