ロボットを殴り倒した男、ロボットに通報され逮捕 —— シリコンバレー

男に殴り倒された警備ロボット

男に殴り倒された警備ロボット

Knightscope

カリフォルニア州・マウンテンビュー(Mountain View)警察によると、4月19日(現地時間)、マイクロソフトとグーグルのシリコンバレー本社の近くにあるスタートアップKnightscopeの本社・駐車場で、警備ロボットを殴り倒した41歳のハードウエアエンジニアの男性が逮捕された。逮捕容疑は、徘徊とパブリック・イントキシケーション(公衆の面前で酩酊状態になること)。

警察官らが現場に到着したのは、現地時間の午後8時15分。警察によると、男はKnightscopeの従業員に取り押さえられており、強い酒の匂いがしたという。

Knightscope社は、映画スター・ウォーズに登場する「R2-D2」に似たロボットを製造している。同社の最も有名なマシンである「K5」は、高さ5フィート(約1.5メートル)、重さ300ポンド(約136キログラム)の警備ロボット。カメラでその場をスキャンしながら、企業の敷地やショッピングモールをパトロールし、異常があれば通報する。最初にこの事件を伝えたABC7によると、襲われたロボットはこのK5だったという。

「K5は仕事を完璧にこなしました。男の『暴行』を検知した直後に通報し、警報を発しました。容疑者は現場から逃走を図りましたが、同僚とわたしで取り押さえ、マウンテンビュー警察に引き渡しました」

Knightscopeでマーケティング・セールス部門長を務めるステイシー・スティーブンズ(Stacy Stephens)氏は、Business Insiderにコメントした。

「襲撃にあったロボットは無事に回復し、オフィスと従業員の安全を保つために、パトロールに戻りました」

[原文:A Silicon Valley engineer was arrested after allegedly knocking down a 300-pound robocop

(翻訳:Wizr)

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