20代のころは「働き詰めだった」 と語るゲイリー・ヴェイナチャック氏
Gary Vaynerchuk
ベストセラー『ゲイリーの稼ぎ方――ソーシャルメディア時代の生き方・考え方』(原題『Crush it!』)の著者で、メディアエージェンシーVaynerMediaのCEOゲイリー・ヴェイナチャック(Gary Vaynerchuk)氏は、Business Insiderのポッドキャスト番組『Success! How I Did it.』(私の成功までの道)で、自身の20代の日々について語った。
ヴェイナチャック氏は、30代半ばまで家業のニュージャージー・ワイン販売業を手掛け、売上高を300万ドル(約3億3800万円)から6000万ドル(約67億6285万円)に伸ばした。また、VaynerMediaを創業し、今年の売上高は1億2500万ドル(約140億4494万円)超を見込んでいる。
ポッドキャスト番組で、Business Insider USのアリソン・ションテル(Alyson Shontell)編集長に、「30代で成功するために、20代にどんな準備をしましたか」と質問されたヴェイナチャック氏は「必死で働いて、仕事を覚えました」と答えた。
「例えば、20代のころ土曜日も必ず働いたと答える人はあまりいませんよね。私は、言えるんです。22歳から土曜日の大半を働いて過ごしました。29歳で妻と出会ってワークライフバランスを見直すまで、ずっとそれを続けたんです。大変でしたよ」
土曜日の過ごし方を具体的に尋ねられると、ヴェイナチャック氏は次のように話した。
「朝7時半にWine Libraryに出社して、夜7時か8時、または9時頃に退社。ずっと仕事をしていました。マネジメントスタッフを組織し、ワインのテイスティングをして、ウェブサイトも作りました。Google AdWordsの勉強もしました。本当に働き詰めだったんですよ」
ヴェイナチャック氏は、「目立ちたがり屋」と批判されることもあるが、そんなときには、自分が人気YouTuberになってSNSで大勢のフォロワーを集める前は、目立たない仕事に何年もこつこつと取り組んできたことを伝えるのだという。
「ほんの少しでも調べてくれたら、私が30代半ばまで黙々と働き続けて、大きなビジネスを築き上げていたことが分かりますよ」
ヴェイナチャック氏のインタビューを収録したポッドキャストはこちら(英語)。
source::Gary Vaynerchuk
(翻訳:忍足亜輝)