マイクロソフトは5月23日、上海でイベントを開催する。
イベント開催は珍しいことではない。グローバル企業である同社は、世界中で記者会見やイベントを定期的に開催している。しかし、今回は特別だ。同社のSurfaceの責任者であるパノス・パネイ(Panos Panay)氏が、イベント開催をハッシュタグ「#Surface」をつけてInstagramに投稿したからだ。
さらに、マイクロソフトは米大手ITメディア「The Verge」に対し、イベントで新しいハードウエアを発表することを認めている。Surfaceの新機種であることはほぼ間違いないだろう。
それはおそらく「Surface Pro 5」だ。同デバイスは現在モデルのマイナーバージョンアップ版と伝えられている。
ただし情報はほとんどなく、今回発表されるのは別のデバイスかもしれない。新しいSurface Bookや、新しいSurface Studio、あるいは長く噂されているSurface Phoneの可能性もある。
数日前の5月2日(現地時間)、同社がアップルのMacBookに対抗する999ドル(約11万円)のSurface Laptopを発表したことを考えれば、これほど短期間に新しいデバイスを発表するのは奇妙なことだ。それでも、新製品発表は濃厚だ。
2015年秋に発表された、マイクロソフト「Surface Pro 4」
Microsoft
もしSurface Pro 5だとしても、早過ぎるわけではない。同社のSurface事業の1〜3月期の売上高は、前年同期比26%減の2億8500万ドルとなった。Surface Pro 4の発売から1年半が経過していることや、他のメーカーがSurfaceをまねた、安価な製品を販売しているためだ。
これは筆者の憶測だが、Proシリーズ以外のSurfaceタブレットを一新するのにちょうど良いタイミングだ。現行のSurface 3は、登場から2年が経過している。低価格帯の製品でも優れたパフォーマンスを発揮するよう設計されたWindows 10 Sが登場したタイミングで、新しいSurfaceタブレットが登場すると考えることは間違いではないだろう。
[原文:It sure looks like Microsoft is launching another Surface tablet later this month (MSFT)]
(翻訳:Wizr)