アメリカ、NAFTA再交渉始動へ —— 上院がライトハイザー通商代表を承認

ライトハイザー氏

Reuters

アメリカの上院は11日(現地時間)、トランプ大統領が通商代表部(USTR)代表に指名したロバート・ライトハイザー氏を82対14の賛成多数で承認した。通商交渉を担当するUSTRのトップがようやく正式に決まったことで、トランプ政権は北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に着手することが可能になる。

ライトハイザー氏が承認されるまで、政権は交渉手続きを発動できない状況だった。正式な開始時期がいつになるかは現時点で不明。

トランプ大統領は、NAFTAがアメリカの雇用を奪っているとし、再交渉でアメリカにとって公正な合意が得られなければ、協定を撤廃する意向を示している。

民主党の一部議員はトランプ大統領の通商政策に批判的だが、レーガン政権下でUSTR次席代表を務めた経験を持つライトハイザー氏については、アメリカの労働者を支援すると期待を寄せている。

民主党のロン・ウィデン上院議員(オレゴン州)は、採決前に「ライトハイザー氏は本当にプロフェッショナルだ」と評価した。

一方、共和党のジョン・マケイン上院議員(アリゾナ州)とベン・サス上院議員(ネブラスカ州)は、NAFTAがアメリカにもたらす利益をライトハイザー氏は理解していないとし、同氏の承認に反対票を投じた。

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