時速約200キロで移動! イーロン・マスク氏が手掛ける地下トンネル事業の驚くべき進捗状況

「ボーリング・マシン」1号機

「ボーリング・マシン」1号機の「Gardot(ガルドー)」。全長は数十メートルに及ぶ。

Screenshot

イーロン・マスク氏の新たな挑戦は、かなり進展しているようだ。

同氏は5月12日(現地時間)、トンネル掘削会社Boring Companyが、初の掘削作業を開始したと発表。稼働中の巨大なボーリング・マシンの写真や動画も公開した。

同社はロサンゼルスの地下にトンネルを掘り、車を電動式の「ソリ」のようなものに載せて移動させようと計画している。同氏によるとこの電動ソリは、トンネル内を時速125マイル(約200キロ)で移動する。

同社は現在、SpaceXの駐車場敷地内でデモ用トンネルを掘削中だ。

第1号となるトンネルは、ロサンゼルス空港からカルバーシティ、サンタモニカ、シャーマンオークスを結ぶ計画だと、同氏はInstagramで述べた。我々はロサンゼルス市に、同社が正式な許可を得ているかどうか質問したが、まだ回答は得られていない。

同社の「ボーリング・マシン」1号機は「Gardot(ガルドー)」と名付けられ、全長は数十メートルに及ぶ。

マスク氏は、トンネルがどのように機能するのか、映像化したものを4月に行われたTEDトークで初めて公開した。車は専用のエレベーターで地下に運ばれる。

そして、電動式のソリに載せられてトンネル内を高速で移動する。

12日には、電動ソリの実際のデモ映像を公開した。

これは、ボーリング・マシン1号機の写真。

ボーリング・マシンの先にある掘削部を撮影した動画を見ると、その大きさがよくわかる。

Cutterhead in operation at standard industry speed. Planning to jack this up by a factor of ten or more.

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トンネルの入口部分。

Entry hole, staging area and starting tunnel for Boring Machine 1 (aka Godot) now complete

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トンネル内部からの映像。

source:Screenshot

[原文:Elon Musk just revealed new pictures of his tunneling project — and it looks awesome

(翻訳:Satoru Sasozaki)

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