ファストフードチェーンからシェアを奪うコンビニ
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コンビニエンスストアはマクドナルドのようなファストフードチェーンの脅威となりつつある。
アメリカの業界紙Nation's Restaurant News(NRN)によると、セブンイレブンやWawa、サークルKは総菜など調理済み食品の提供を増やしている。
コンビニはいくつかの点で伝統的なファストフードチェーンより優位だ。多くの店がガソリンスタンドを兼ね、食料品を取り扱っている。バーガー・キングやタコ・ベルのような1つの目的しか果たせない店と違い、顧客は一度で複数の目的を果たすことができる。
また、コンビニの多くはファストフードチェーンに比べ、ピザからホットドッグ、サンドイッチ、サラダと品揃えも豊富だ。
例えば、フィラデルフィアを拠点とするコンビニチェーンのWawaは、スープにパスタ、サンドイッチ、サラダ、トルティーヤ、スナックに加え、朝食メニューも提供する。
さらにコンビニは、価格も安い。平均購入金額はファストフードでの購入金額に比べ、2ドルも安い。
NRNのレポートによると、コンビニのシェアはいまや市場の10%を占めている。
セブンイレブン
「クイックサービス・レストランはコンビニに注意を払わなければならない」と業界アナリストのBonnie Riggs氏は昨年11月、NRNに語った。
「彼らは業界に食い込み、その顧客を奪っている」
コンビニにとってもう1つの朗報は、マクドナルドのようなファストフードチェーンに通う世代よりも、さらに若い世代を取り込んでいる点だ。20代そこそこのミレニアルやジェネレーションZのティーンエイジャーの利用は増加傾向にある。
若い世代を顧客として取り込むことは、コンビニチェーンにとっては良いニュースだ。彼らの多くは人生を通じて、コンビニを愛用してくれるからだ。
[原文:An unlikely group of stores is becoming a major threat to McDonald's (MCD)]
(翻訳:編集部)