TwitterのNYオフィス —— 赤字だけど仕事環境は羨ましい限り

レンガの壁に描かれたTwitterロゴ

Twitterのニューヨークオフィス

Sarah Jacobs

Twitterのニューヨークオフィスは、140字では語り尽くせない。

Twitterは2016年現在、世界全体で3860人の従業員を擁する。2015年に移転してきたニューヨークオフィスでは、400人以上が働いている。世界中に30以上あるオフイスのなかでも、サンフランシスコ本社に次いで2番目に大きい。

ハッシュタグ付きでツイートする価値があるかどうか、米Business Insiderが内部を見てきた。

5月のある晴れた朝、おなじみのロゴが出迎えてくれた。オフィスは、20世紀初めに作られた倉庫を2つつなげてできている。

赤レンガに黒でロゴを配したオフィス入り口

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まずはロビー。コーヒーバーもある。

明るい社内ロビー。ソファ、ローテーブル、壁にはアート

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タッチスクリーン。ツイートをチェックできる。

コーヒーバー横の大きなタッチスクリーン

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観葉植物はジュラ紀からの生き残り?

恐竜型のポットに入った多肉植物

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地下にはスタッフが落ち着いて話せる、プライベートな雰囲気のカフェ。

カフェ「THE SPEAKEASY」入り口の案内看板

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カフェは古風なアールデコ調。お気に入りの1杯を飲んで、午後もがんばろう!

カフェ内部

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「カフェインが必要なときは、カフェでバリスタに『TJスペシャル』を注文します。『TJスペシャル』って言っても実は普通のラテ。でも毎回バリスタが入れてくれるから、スペシャルな気分になります」と語るのは、Twitterのアメリカスポーツリーグ・パートナーシップ部門の責任者、TJ・アデショラ(TJ Adeshola)氏。

カウンター、テーブル席、ライト、配管むき出しの天井

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値段はすべて2ドル50セント(約280円)。

コーヒー豆やカップが並ぶカウンターの様子

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コーヒーに好きな図柄を描いてくれるリップル・メーカーもある。お気に入りの言葉や絵文字、Twitterのロゴ、自分の顔写真、CEOジャック・ドーシー氏の顔まで、何でも描いて飲める。Twitterでツイートするときにクリックする羽ペンマークをチョイス。

羽ペンマークが描かれたドリンク

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ビールも飲める!

3つ並ぶビアサーバー

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懐かしのレコードも聴ける。

フレーバーシロップのボトルとレコードの載った棚

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Spotifyから自分のお気に入りの選曲を響かせることもできる。

Spotifyが表示された大きな壁かけスクリーンとTwitterチェック用のタッチスクリーン

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プライベートな電話は、真っ赤な電話ボックスで。ソファでくつろぐのもよし。

真っ赤なドアのフォーンブースとソファ

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「地下図書館」の本は、自分が持ってきた本を代わりに置いておけば、借りることができる。同社ソーシャル・アンド・エクスペリエンシャル・マーケティングの責任者、ノラ・ワインスタイン(Nola Weinstein)氏によると、ここは愛書家にとっては宝の山だ。オフィスを訪れた作家が自身の最新作を置いていくこともあるらしい。

本棚に並ぶ本と、本の寄贈をお願いする張り紙

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地下には会議室もある。名称は、ニューヨークの地名にちなんだもの。

ガラス張りの会議室で仕事中の女性スタッフ

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上階には「Wall for a Cause」と名付けられた壁画が並ぶ。社会の出来事を変化し続けるアートの視点から捉えたものだ。特に、このデブラ・カートライト(Debra Cartwright)氏による作品は、#BlackLivesMatterなど、有色人種によるTwitterでの運動に捧げられている。

3人の女性がスマートフォンを手に持って輪になっている様子が描かれた壁画

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もう1つ目を引くのが、#LoveWhereYouWorkのネオンアート。もともとロンドンオフィスで初めて作られたが、現在、世界中のオフィスに備え付けられている。

ネオンで#LoveWhereYouWorkと書かれたアート

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ここは、広大な食堂。同社のスタッフは無料でモーニングやランチを楽しむことができる。Twitterが誇るシェフのマーク・ガンダーラ(Mark Gandara)氏は、以前はニューヨークの人気店レッド・ルースター(Red Rooster)で腕を振るっていた。

ポップなグラフィティが描かれたカフェの壁

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さまざまな料理を日替わりで楽しむことができる。ケールのシーサーサラダ、ラーメン、フルーツスムージー、アボカドトーストにワッフルなど。特にピザは大人気だ。キッチンで働くチームは、食品リサイクルにも取り組んでおり、さらにオフィスから200マイル(約322km)圏内で収穫された地元食材を積極的に使うようにしている。

広々とした食堂内部

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食堂の複数あるスクリーンには、Twitterのトップトレンドが表示されている。最近ではラッパーのTIや俳優セス・マイヤーズ(Seth Meyers)など、セレブがときどき立ち寄ってスタッフと話すこともある。

トップ・トレンドを表示した、大きな壁掛けのスクリーン

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食堂の奥にはフラワーアート。期間が過ぎたら取り外されるはずだったが、スタッフの大のお気に入りとなり、今も設置されている。

白を基調とした花や葉でかたどられた大きなハートのアート

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食堂を後にして、オフィス探検を続ける。Twitterはオープンなオフィスのプランを採用しているが、プライベートな電話をかけるための個室もたくさん並んでいる。

3つ並んだフォーンブース

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静かにミーティングする場所も。

L字型のソファ、イスと小さなテーブル、スクリーンがある部屋

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スタッフが集まるのにもってこいのスペースも。例えば、各フロアにはミニキッチンがある。冷蔵庫にはビールとロゼワインがぎっしり。仕事の後に飲める!

ガラス戸の冷蔵庫があるアイランドキッチン。

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「とてもいいですよ。広いスペースのおかげで共同作業がしやすくて、創造力も刺激される。アートからワインまで揃っていて、これまで働いてきたなかでも最高のオフィス!」と、ニュース・パートナーシップ・マネジャー、ニキータ・パネル(Niketa Panel)氏は語った。

鳥の巣のようなアートが施されたオフィスの階段

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「Twitterのオフィスツアーをもっと見たい」という方は、Instagramのストーリーをチェック!

[原文:A look inside Twitter's New York office, where employees enjoy rosé on tap, a basement café, and a fully-stocked kitchen run by a top chef

(翻訳:Ito Yasuko)

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