アップルが新本社「アップル・パーク(Apple Park)」を建てるため、2006年に土地を購入してからはや10年。建築費約50億ドル(約5700億円 )といわれるアップル・パークに、社員の入居も始まっている。
しかし、次期iPhoneなどの新製品発表や会見に使われると予想されている施設「Steve Jobs Theater(スティーブ・ジョブズ・シアター)」は未完成だ。
スティーブ・ジョブズ・シアターは全面が曲面ガラスで覆われた建物を、カーボンファイバー製の円形の屋根がはみ出るように覆っており、印象的な外観となっている。 そして内部に講堂が造られているようだ。
プロジェクトに携わった建築家たちは、スティーブ・ジョブズ・シアターがMacBook Airをモチーフにデザインされたと、ウォール・ストリート・ジャーナルに述べている。また、建築家たちは、建物のガラス面をつなぐワイヤーを隠すように指示されており、壁1つとっても、アップルの細部に対するこだわりがうかがえる。
先月時点での、スティーブ・ジョブズ・シアターの建設状況はこちら。
YouTube/Matthew Roberts
近くから見ると、屋根の縁にMacBook Airの面影が感じられる。
YouTube/Matthew Roberts
参考までに、MacBook Airの画像はこちら。
Apple
数年にわたりアップル・パークの建設状況を撮影しているドローン写真家マシュー・ロバーツ(Matthew Roberts)氏が先日アップロードした1年間のまとめ動画はこちら。
[原文:Apple wanted part of its new $5 billion campus to look like a laptop — here's how close it got]
(翻訳:Yuta Machida)