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新入生、そして受験生! 大学生が今後、勉強すべき分野について、世界一の大富豪からアドバイスがある。
マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏は5月15日(現地時間)、もし自分が今、大学新入生なら、AI(人工知能)、エネルギー、バイオテクノロジーを専攻するとTwitterに投稿した。
これらの専攻をゲイツ氏は「多大な影響を与えることができる有望な分野」と呼んだ。
多くのテクノロジーや経済の専門家によると、今後20年間で、企業がAIを駆使して工場や建設現場、小売店を自動化することにより、大きな変革がもたらされる。
こうしたシステムの電力源には、太陽光発電や風力発電など、まだ十分に活用されていない再生可能エネルギーが使われるだろう。人類は今後15年以内に「エネルギー分野における奇跡」を目の当たりにするとゲイツ氏は予言している。
アメリカのバイオテクノロジー市場も、驚異的な成長を見せている。特にスマートドラッグ(人間の脳の機能や能力、認知能力や記憶力を高める薬)や抗生物質が効かない耐性菌に対する治療法などは、激しい開発競争が繰り広げられている。
自らの経験に基づき、ゲイツ氏はこれら3分野の中から少なくとも1つは学ぶべきだとアドバイスしている。同氏はビル&メリンダ・ゲイツ財団の共同議長として、単純労働の自動化、病気の根絶、最貧困地域への代替エネルギー導入などの課題において、世界がどれほど進歩してきたかを自らの目で確かめてきた。
やる気に満ちた新入生たちはぜひ注目してほしいと、ゲイツ氏は語った。
「あなたたちは、私が18歳だった頃よりも多くのことを知っている。身近なところであろうと世界であろうと、不平等と闘い始めることはできる。すぐにでも」
[原文:Bill Gates reveals what he'd study if he were a college freshman today]
(翻訳:Keitaro Imoto)