2016年10月に発表したAndroidスマートフォンと組み合わせて使うVRヘッドセットアダプター。対応アプリも増えつつある。
撮影:Ramin Talaie/Getty Images
グーグルは、5月17日(日本時間18日未明)から始まる年に一度の開発者会議「Google I/O 2017」で、新しいVRヘッドセットを発表すると見られている。アメリカのデジタルニュースメディアVarietyが報じた。
同社が発売中のVRヘッドセット「Daydream View 」は使用する際にスマートフォンが必要だが、新製品はFacebookの「Oculus Rift」やHTCの「Vive」と同様にスタンドアロンデバイスだと予想されている。
また、新しいヘッドセットには「インサイドアウト・トラッキング」というトラッキング技術が採用されているようだ。この技術のおかげで、ユーザーは、自分の動きを追跡するセンサーを部屋じゅうに設置する必要がなくなる(編集部注:ひょっとすると、レノボ「PHAB2 Pro」などに搭載されているような、空間認識技術のTangoテクノロジーの応用かもしれない)。
マイクロソフトはこれまで、同社の「HoloLens」や他社製のWindows対応VRヘッドセットが採用している「インサイドアウト・トラッキング」を、競合製品との差別化ポイントとして強調してきていた。Oculusも同技術を採用したヘッドセットを開発中だ。
[原文:Google is going to announce a new VR headset at its big event]
(翻訳:原口 昇平)