BenBo
日本で普及したカプセルホテル。余分な物が一切ないマイクロスペースの寝床が特徴だが、イタリアのナポリ・カポディキーノ国際空港で、より「完璧な」カプセルホテルがオープンした。
建築・インテリア関連のウェブマガジンThe Contemporistによると、イタリア初のカプセルホテル「BenBo」は42の客室を持ち、それぞれのスペースには防音壁、窓、折りたたみテーブル、テレビ、靴置き場が備わっている。
「BenBo」の内部を写真で紹介していこう。
ファッションで名高い都市を有するだけあり、カプセルホテルもシックな雰囲気。
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ナポリ空港で飛行機に乗り遅れたり、長い待ち時間があっても大丈夫。現地でカプセルホテルを予約できる。
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1〜9時間滞在でき、利用料金は1時間につき11ドル(約1200円)。
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航空会社のプライベートラウンジの年間パスに手が届かない人にとって、時間制の料金システムは経済的だ。アメリカの消費者情報誌Consumer Reportsによると、こうした年間パスは500ドル(約5万6000円)かかることがある。なかには50ドル(約5600円)のお得な1日パスを提供しているラウンジもあるが。
通路を挟んで42室が並ぶ。少し刑務所の独房を連想させるが、ホワイト、オレンジ、ライトグリーンの色使いのおかげで明るい雰囲気になっている。
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空港のトイレで長蛇の列に並ぶ必要はない。16室の共用バスルームを利用できるから。
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共用バスルームにはトイレ、洗面台、シャワーが備え付けられている。もちろん清潔なタオルも。おかげでリフレッシュできる。
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ミニラウンジコーナーでは、ノートパソコンを使ったり、読書や飲食ができる。大きな窓と室内の植物の緑が、狭い空間にさわやかさをもたらしている。
BenBo
さあ、部屋をのぞいてみよう。
BenBo
カードキーで部屋の鍵を開けると、ドアが自動で開く。荷物で両手がふさがっているときにはありがたい。
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室内は真っ白。日本のミニマルな美意識を取り入れている。
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ベッドに座って壁からテーブルを引き下ろすと、仕事もできる。
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寝転がってテレビも見られる。無料WiFiが使え、部屋に備え付けられているタッチスクリーン付きタブレットを使って、フライト情報の確認やアラームのセットもできる。
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収納はない(靴置き場があるだけ)。だが、日本の一般的なカプセルホテルに比べると、だいぶスペースがある。
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24時間営業、年中無休。高級ホテルではないが、空港の椅子で丸くなって寝るよりもかなり快適。
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[原文:Italy's ultra-cheap airport 'capsule hotel' lets you sleep in a pod while you wait for your plane]
(翻訳:十河亜矢子)