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アメリカの大統領就任式は音楽業界にとって、一大イベントだ。これまでバーバラ・ストライサンド、リッキー・マーティン、ビヨンセ、ケリー・クラークソンなどが登場している。
しかし、ドナルド・トランプ次期米大統領の就任式運営委員会は、次期大統領としての晴れの日に大物を集められないでいる。
エルトン・ジョンやキッス、ガース・ブルックスらが、就任式への出演依頼を断ったと報じられている。
現在では、一度、出演を伝えられた3ドアーズ・ダウンやトビー・キースが、出演を断ったとして話題になった。
大統領就任式への出演を断った有名アーティストは以下の通り。
エルトン・ジョン
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政権移行チームのメンバーが、エルトン・ジョンは次期大統領のお気に入りで、就任式に出演すると述べた。しかし、エルトン・ジョン側は当日参加の予定はまったくないと明言した。
(Source)
セリーヌ・ディオン
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ラスベガスのホテルオーナーであるスティーブ・ウィン(Steve Wynn)氏が、カナダ生まれのスーパースターに働きかけたが、断られたという。
しかし、ウィン氏のスポークスマンは「就任式への出演を特定のアーティストに依頼したことはない」と声明を出した。
ガース・ブルックス
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セリーヌ・ディオンと同様に、ウィン氏が就任式への参加を持ちかけたが、カントリーミュージックのスターは拒否したと報じられている。
キッス
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キッスのボーカリストであるジーン・シモンズの妻シャノン・ツィードによると、出演オファーがあったが、バンドは「丁重に断った」。どちらにせよその時期は、ヨーロッパツアーをしているとシモンズは付け加えた。
モービー
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人気のエレクトロニック・ミュージシャンはInstagramに「今、エージェントから就任式パーティーでDJをしないかと聞かれた。ハハハハ、待ってくれ。ハハハハ、マジで?」と投稿した。
アンドレア・ボチェッリ
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次期米大統領は、この世界的なイタリア人テノール歌手のファンだ。だが、ボチェッリは「反発の大きさ」のために依頼を断った。しかし、就任式運営委員会長は、断ったのはトランプ氏自身だと述べた。
デイヴィッド・フォスター
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スティービー・ワンダーやバーバラ・ストライサンドなど、多数のスーパースターをプロデュースしているグラミー受賞プロデューサー、デイヴィッド・フォスターは、声明の中で就任イベントには関わらないと述べた。
レベッカ・ファーガソン
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人気オーディション番組で準優勝した英国人シンガー、ファーガソンは、出演依頼が来た際、アメリカの人種差別を表現する内容であるビリー・ホリディの「奇妙な果実」を歌うことを条件に出演を受諾した。だが、のちに声明を出して、出演しないことを明らかにした。理由は「オファーにはかなりグレーなところがあった」からだとしている。
シャルロット・チャーチ
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トランプ氏がスタッフに「チャーチに歌ってもらうよう」指示したことについて、ウェールズ出身の歌手は「ちょっとネットでサーチしただけで、あなたが暴君だとわかる。さよなら」とツイートした。
[原文:9 artists who reportedly turned down performing at Trump's inauguration]
(翻訳:十河亜矢子)