大学生が制作した燃費1147キロのスーパーエコカー

テストコースを走る、ラヴァル大学チームの走行車

「シェル・エコマラソン・アメリカ」のテストコースを走行する、ラヴァル大学チームのエコカー

Shell Eco-marathon

フィラデルフィアからロサンゼルスまでの2710マイル(約4360km)を、たった1ガロン(約3.8リットル)のガソリンで走り抜ける車がある。

にわかには信じられないかもしれないが、カナダのケベック市にあるラヴァル大学の学生たちはそれを可能にした。

世界各国の大学生チームが集まる、「シェル・エコマラソン・アメリカ」。ミシガン州デトロイトのテストコースを舞台に、ガソリンから水素燃料電池まで、さまざまな燃料を使用し、燃費の高さを競い合う大会で、ラヴァル大学チームは栄冠を勝ち取った

今回のラヴァル大学チームの優勝は、燃費2585mpg(1リットルあたり約1098キロ)を達成した2016年に続き、2年連続。同大学は11大会のうち4回目優勝している。ちなみに、2015年にはトロント大学チームが、燃費3421mpg(1リットルあたり約1454キロ)という度肝を抜くような記録を打ち立てている。

今年の大会には、ブラジル、カナダ、コロンビア、グアテマラ、メキシコ、ペルー、プエルトリコ、そしてアメリカからの115チーム、1200人を超える学生が参加した。

テストコースを曲がる、優勝したラヴァル大学チームの走行車

テストコースのコーナーを曲がるエコカー

Shell Eco-marathon/Flickr

ラヴァル大学チームは、プロトタイプ(試作車)部門にガソリン車で参加。この部門は、実際に「一般道を走行すること」を想定してドライバーのさまざまなニーズに応えなければいけないアーバンコンセプト部門とは異なり、燃費を上げるためにデザインなどの自由度が高い(言い換えるなら、ラヴァル大学チームの走行車は、日常的な使用には向いていない)。

また、各部門は、ガソリン、ディーゼル、電気、水素燃料電池、天然ガスやエタノールに由来する液体燃料など、燃料別のサブカテゴリーに分かれている。

ラヴァル大学チームの車は、軽量でエアロダイナミクスに優れ、サイズの割にはパワフル。わずか2馬力だが、スピードに乗ればエンジンを切った状態で走行できる。チームメンバーの数年前のコメントによると、ドライバーは時速20マイル(約32キロ)に達したあたりでスピードを落とし、9マイル(約14.5km)程度になるとエンジンをかけるのが、燃費を最大限に高められるという。

優勝したラヴァル大学チームの走行車

エコカーの中は、窮屈そうだ。

Shell Eco-marathon

競技では、各チームともテストコースを10周6マイル(約9.6キロ)走行しなければならない。また、平均速度15マイル(約24キロ)を維持することが求められる。

source:Shell Eco-marathon

[原文:This car built by college students gets 2,713 miles per gallon

(翻訳:十河亜矢子)

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