Allbirdsの新製品「Wool Loungers」
Hollis Johnson
すでに完璧に近いものを改良することなど、できるのだろうか?
2017年4月 、スタートアップのシューズメーカーAllbirdsからスリッポンタイプのウールシューズ「Wool Loungers」(95ドル、約1万500円)が発売されたとき、私はそう自問した。
というのも昨年、先行モデル「Wool Runners」(95ドル、約1万500円)のレビュー記事を書いたとき、私はそのニュージーランド製ウールスニーカーの見栄えと履き心地に魅了されたからだ。以来、その靴を履いたという読者から、予想外の多くの称賛の言葉が寄せられている。
先行モデルのとりこになったのは私だけではない。ここ1年ほどの間に、シリコンバレーのスタートアップ起業家やベンチャーキャピタリストがAllbirdsを愛するようになり、同社のシューズを「世界一履き心地が良い」と評するほどになった。本当にシリコンバレーの人々は、Allbirds製品の飾らないスタイルと履き心地の良さに取りつかれてしまったのだ。
先行モデル「Wool Runners」を、新しいモデル「Wool Loungers」は超えることができるのか。数週間試してみた。
私の印象
新モデル「Wool Loungers」は、先行モデル「Wool Runners」の素晴らしい面を多く受け継いでいる。爪先周りが先行モデルより少しタイトに感じられるものの、履き心地は抜群。通気性はたいていの天候で快適に過ごせるほどだが、このシューズを履いて水たまりの中を歩くのはやめたほうがいい。
先行モデルとの違いを強く感じさせる点はスタイルにある。履き心地の点から言うと、靴下を脱がずに履いても、素足で履いても、どちらでも問題ない。だがスタイルの点から言うと、素足で履いた方がずっと見栄えが良い。
靴下を脱がずに新モデル「Wool Loungers」を履いてみたところ。ちょっとダサい……?
Hollis Johnson
やはり同じ靴下を履いたままで先行モデル「Wool Runners」を履いたところ。こちらはずっと自然な気がする。
Business Insider
「Loungers」(くつろぐ人)という名前からも分かるように、この新しいモデルは家でゆったりくつろぐのにぴったり。着脱はエフォートレス、素足で履いても見栄えが良い。ただし「Wool Runners」ほどさまざまなシーンに合うわけではない。
Hollis Johnson
靴底はこんな感じ。
Hollis Johnson
まだAllbirdsのとりこになっていない人には、先行モデル「Wool Runners」をお勧めしたい。下の写真は、週に2度くらいの頻度で1年間履いた私の「Wool Runners」だ。何度か丸洗いもしたが、持ちはとても良い。
Hollis Johnson
先行モデル「Wool Runners」がダメになったと文句を言う人もいる。私の場合はかなりの頻度で履き倒したが、気になったのは親指周りにしわが少し寄ってきたことくらいだ。
Hollis Johnson
結論。もし最高に履き心地が良い普段使いのスニーカーを探しているなら、「Wool Runners」がお勧め。室内履きのスリッポンが欲しいなら、「Wool Loungers」はとても良い。
Allbirds
(翻訳:四方田里奈)