カフェラテで食べるフルグラ? —— サントリーとカルビーが共同開発、ターゲットは「忙しい女性」

「食べるフルグラ!?フルグラ・テ」 —— サントリー食品インターナショナルとカルビーは、「BOSS LATTE BASE<スイートメープル>」を共同開発し、新しい朝食メニューを提案した。国内ではそれぞれの商品をタイアップさせた販売を始める。ターゲットは「忙しい女性」だ。

フルグラとペットボトル入りラテ

WIRED CAFEで開かれた記者発表会で披露された「フルグラ」と「BOSS LATTE BASE<スイートメープル>」

撮影:BUSINESS INSIDER JAPAN

サントリーとカルビーは5月24日、東京・日本橋のワイアードカフェ(WIRED CAFE)で共同開発した商品を使用したメニューを報道関係者に披露した。新メニューは、今回2社が共同で開発した新商品「BOSS LATTE BASE<スイートメープル>」と「フルグラ」を牛乳と一緒にかけ合わせた朝食メニュー。

2社は今後、国内5000店舗で、「フルグラ」と「BOSS LATTE BASE<スイートメープル>(5月30日発売)」のタイアップ販売を行う。掲げたテーマは、「時短を豊かにし、忙しい日本の女性を応援」。

人口減少、高齢化、少子化 —— 日本の小売市場の停滞を慢性化させている人口動態の変化だ。大手食品・飲料メーカーは海外企業の買収と投資を拡大し、国外の需要の取り込みに躍起だ。一方、低成長ながら成熟した国内市場では、消費者の購買トレンドの変化に即応した商品やメニューの開発は、し烈な競争を生き残るための大きな鍵となる。

フルグラ・テを作る様子

フルグラに牛乳とLATTE BASEを加えて、フルグラ・テを作る様子も紹介された

撮影:BUSINESS INSIDER JAPAN

フルグラ事業本部・企画部長の網干弓子氏は、「フルグラを含め、グラノーラ市場が5年で700%超の成長を遂げた背景には、時短×質というエフォートレスな掛け合わせが受け入れられたのだろう。自宅でコーヒーを飲む人も増えていて、LATTE BASEと組み合わせることで、時短を豊かなものにして、忙しい日本の女性を応援したい」と説明した。

サントリー食品インターナショナル・執行役員の柳井慎一郎氏は、「フルグラに合わせたスイートメープルのフレーバーを新たに開発することで、より多くの消費者に楽しんでもらいたい」と記者会見で話した。「約6割が朝食に飲まれているLATTE BASEは、牛乳で割ってカフェラテとして飲むだけでなく、例えばアイスクリームにかけてアフォガートにするなど、消費者がいろいろなアレンジを楽しんでいることがわかっていた」

内閣府の統計を見ると、国内のGDPは5四半期連続のプラス成長で、GDPの半分以上を占める個人消費はわずかではあるが増加している。今後、食品、飲料業界の競争は一層、激化することが予想される。

「データを見る限り、個人消費は回復基調にある。量的な指標よりも重要な変化がデータの影にあると思う。消費者が大量生産された商品を簡単に買い物カゴに入れる時代は終わり、彼らは商品をよく見て、考えて、選別している」と、ニッセイ基礎研究所・チーフエコノミストの矢嶋康次氏は言う。「消費の『モノ』から『こと』へのシフトがよく言われるが、毎日の買い物ですらこのシフトが起きているのでないだろうか」と矢嶋氏は話した。

(編集:佐藤茂)

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