お金持ちは注目の的だ。彼らのアドバイスを求め、習慣を学び、富を築いた戦略を真似する。
しかし、超お金持ちの彼らには、リスクをいとわない姿勢や早起きなどよりも、もっと共通点がある。
世界中の超富裕層 (ultra-high net worth:UHNW)の調査と評価を行っている「Wealth-X」は最近、3000万ドル(約33億4000万円)以上の資産を持つ超富裕層は大卒であることを明らかにした。
Wealth-Xは超富裕層の出身大学別ランキングを発表した。学部または大学院の卒業者数で、特定の単位や課程のみの取得や修了、名誉学位、中途退学などは除いている。
トップはハーバード大で、1906人。合計純資産は8110億ドル(約90兆円)にのぼる。2位のペンシルベニア大の2倍以上だ。
トップ20校のうち、公立大学は5校、アイビーリーグ(名門私立大学8校)からは6校がランクインし、アメリカ以外の大学は1校のみだった。
世界の超富裕層の出身大学別ランキング、トップ20は以下の通りだ。
Wealth-Xレポートの注目ポイント
- 超富裕層の卒業生の平均純資産が最も多いのはスタンフォード大。1人あたり平均2億6300万ドル(約290億円)
- 存命の超富裕層が最も多いのはハーバード大の131人。合計資産は5280億ドル(約59兆円)
- 超富裕層の大多数は男性。超富裕層の卒業生に男性が占める割合は、ボストン大の88%から、マサチューセッツ工科大(MIT)やノートルダム大の96%の範囲内
- 超富裕層の卒業生の大半は自力で成功した実業家。その割合が最も高いのは、バージニア大の83%
(翻訳:Tomoko.A)