au新料金「ドコモwith対抗料金プランを予定。ガツンといく」KDDI田中社長が認める

スマホを手に持ち報道陣に笑顔を見せる田中社長(左)、有村架純さん(中央)、菜々緒さん(右)

左から田中孝司社長(左)、有村架純さん(中央)、菜々緒さん(右)。このイベントでは有村さんと菜々緒さんが夏ということでヨーヨー釣りの実演をした。

撮影:中西亮介

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au夏モデルでは、京セラの頑丈スマホ「TORQUE」のHELLY HANSENコラボモデルも限定300台用意される。

KDDIは30日、都内でスマートフォンの2017年夏モデル発表会を開催。フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)を含む9機種の新製品、そしてau初となる家庭向けIoTプラットフォーム「au HOME」を発表した。

通信キャリア各社は、5月24日のドコモ新製品発表会で月額1500円をずっと割引し続ける新プラン「ドコモwith」の対抗策を練っていると推測されるが、auはこの日この場での新プランの発表はしなかった。

しかし、発表会後半の質疑応答で記者からの質問に答える形で、「(ドコモwith対抗策については)料金では久々にauもガツンと行こうかなと考えている。(正式発表は)もう少しお待ちください」(田中孝司社長)と、未発表ながら対抗プランの準備を進めていることを明かした。

発表会では、既発表製品も含めて9機種の携帯・スマートフォンが披露された。田中社長は「スマホも普及が進み、ドキドキ感がなくなってきている。だが、驚くような発表はないとはいえ、auのスマホは確実に進化している」と述べ、新製品に自信をのぞかせた。発表されたラインナップは以下の通り。

  • Galaxy S8
  • Galaxy S8+
  • AQUOS R
  • HTC U 11
  • XPERIA XZs
  • TORQUE
  • Qua phone
  • MARVELA(フィーチャーフォン)
  • カンタンケータイ(フィーチャーフォン)

また、事業の新しい柱とするべくかかげる「auライフデザイン」の取り組みの一貫として、auひかり回線とセットで使うことで、一般家庭向けにIoT機器のプラットフォームを提供していく「au HOME」を発表。7月下旬以降に提供を開始していく。au HOMEでは、Googleとの提携によって、近い将来Googleアシスタントを使った機器のコントロールなどにも対応していく見込み。田中社長は「大量のデータを使っているグーグルアシスタントと我々が一緒になれば大化けするのではないかと思っている。グーグルのクラウドと連携すれば新しい価値を生み出せるのではないか」と締めくくった。

質疑応答に答えるKDDI田中社長。「本当は言うなといわれていた」と漏らしつつ、対抗プランの存在を認めた

KDDI田中社長の質疑応答

質疑応答に答える田中社長


9機種を発表。旧来のフリップタイプのケータイも2機種含むラインナップだ。

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au HOMEの概念図。ゲストにGoogle本社からGoogleアシスタントのプロダクトマネージャーのスティーブ・チェン氏も招いて、今後の世界観を語った。

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