スナチャがIPOの後に加速させる買収 —— 激化するFacebookとの競争

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Lucy Nicholson/Reuters

Snapchat(スナップチャット)の運営会社Snapが、現実世界での消費者の購買行動と位置情報を追跡するサービスを提供するPlacedを買収した。

今年で創業6年になるPlacedの買収は、アプリ内広告キャンペーンに関連した客足を測定できる製品を充実させ、広告追跡調査能力を強化しようとするSnapの動きを反映するものだ。買収条件は発表されていない。

Placedの創業者でCEOのデビッド・シム(David Shim)氏は、Snapの最高戦略責任者(CSO)イムラン・カーン(Imran Khan)氏の指揮下に入るが、Placedの従業員は引き続きシム氏に従う。

Facebookのような大企業との競争にさらされているSnapは、広告ビジネスとユーザー基盤の拡充への取り組みをウォール街から求められている。

Placedは買収を発表した6月5日月曜日のブログで、自社を「位置情報ベースサービス」におけるリーダーと紹介している。

シム氏は「Snapとの提携により、さらに多くのことができるだろう」と記し「Placedは独立を保ち、今後も多様なプラットフォーム、多様なパブリッシャー(メディア)によるオフラインでの広告効果を測定できる共通のものさしを構築していく」とコメントしている。

Snapはこれまでにいくつかの広告テクノロジー(アドテク)企業を買収しているほか、最近ではロサンゼルスの小さなドローン開発スタートアップも買収している。また米国証券取引委員会(SEC)に提出された最新の四半期業績報告によると、3月に「オンラインコンテンツを構築するクラウド・ホスティングのプラットフォーム」を2000万ドル(約22億円)で買収しているが、企業名は明らかにされていない。

[原文:Snapchat bought a company to help advertisers track people in the real world

(翻訳:Tomoko.A)

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